津波被災地域の“斜め空中写真”、茨城と千葉の一部も追加~国土地理院
国土地理院は14日、東日本大震災による津波被災地域を上空からの斜め視点で撮影した“斜め空中写真”について、茨城県と千葉県の一部地域を追加公開した。国土地理院のウェブサイトで閲覧できる。
斜め空中写真は、Bird's Eye Viewなどとも呼ばれているものだ。真上からの航空写真や衛星写真とは異なる視点で被災地の様子を俯瞰でき、建物の損壊状況などを把握するのに役立つ。
国土地理院では5月20日から津波被災地域の斜め空中写真を公開しており、これまでに青森県104枚、岩手県392枚、宮城県371枚、福島県52枚の、合計919枚を公開していた。
これに今回、7月11日・12日に撮影した福島県125枚、茨城県411枚、千葉県87枚の、合計623枚を追加したかたち。福島県いわき市から、茨城県北茨城市や高萩市、日立市、ひたちなか市、東海村、大洗町、鉾田市、鹿嶋市、神栖市を経て、千葉県銚子市の犬吠埼を回り込み、九十九里浜の最東部にあたる旭市付近までをカバーしている。
福島県いわき市薄磯付近 |
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(永沢 茂)
2011/7/14 16:32
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