デジタルガレージが米Memolaneと提携、ソーシャルの“自分史”構築サービス


Memolane

 株式会社デジタルガレージは2日、各種ソーシャルメディアへの投稿を一元的なタイムラインで表示できるサービス「Memolane(メモレーン)」を提供する、米Memolaneとの資本・業務提携を発表した。デジタルガレージは日本市場におけるMemolaneの事業展開を共同で行い、サービスの日本語化や日本のソーシャルメディアサービスのMemolaneへの統合を担当する。

 Memolaneは、FacebookやTwitter、Flickr、foursquare、Instagram、YouTubeなど、各種のソーシャルメディアに投稿したコンテンツを一元的なタイムラインとして表示し、ソーシャルメディアの“自分史”を構築できるサービス。各サービスのアカウントとMemolaneのアカウントを連携させることで、API経由で各サービスのコンテンツが一元的に表示される。

FacebookやTwitterなど各種ソーシャルメディアと連携各サービスに投稿したコンテンツを一元的なタイムラインとして表示できる

 タイムラインは年月日やキーワード検索などで絞り込むことができ、自分だけでなく友人関係にあるユーザーのタイムラインを混ぜて表示することが可能。各コンテンツの表示範囲を「全体」「友人のみ」「自分のみ」で指定することもできる。

 2日にはMemolaneのサービスが新バージョンとなり、知り合い同士でMemolaneのアカウントをフォローしあったり、タイムラインを複数のカテゴリーに分けて表示することができるようになった。カテゴリーのタイトルを入力して、どのサービスのコンテンツを表示するか、表示する期間、タイムラインに含める友人などを指定するだけで、例えば「旅行中のタイムライン」のようなカテゴリーが簡単に作成できる。

各サービスのコンテンツについて公開範囲が設定できる期間や表示するサービスなどを指定して複数のタイムラインを作成できる
MemolaneのEric Lagier CEO

 MemolaneのCEOを務めるEric Lagier氏は、「各種のソーシャルメディアを育ててきたデジタルガレージと提携できたことを嬉しく思う。Memolaneは2011年3月にベータ版を公開し、現在は英語版のみだが、既に日本のユーザーが全体の17%を占めており、米国に次いで多い。デジタルガレージには日本でのサービス展開、ローカライズ、統合する日本のサービスの選定などを担当してもらい、クリスマス前には日本語版を公開したいと考えている」とコメント。また、日本ではスマートフォンなどモバイルデバイスへの対応も重要だとして、この分野でもデジタルガレージと開発を進めていくとした。

 Lagier氏は、公開したばかりのMemolaneの新バージョンのデモを披露し、「これまで公開してきたサービスは、サービスのコンセプトを紹介するためのベータ版のようなものだったが、新バージョンではバックエンドやフロントエンドなども一新してユーザー本位のサービスにした。ぜひ使ってみて、フィードバックを寄せてほしい」と呼びかけた。


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(三柳 英樹)

2011/11/2 18:28