ミックウェア、走行シーンに応じたBGMを自動再生するAndroid向けナビアプリ


 株式会社ミックウェアは16日、Android向けのカーナビアプリ「ドライブシンクロナイザーG:O(ジオ)」を発売した。Android 2.1~2.3に対応しており、Android Marketでダウンロードできる。年間利用料は2600円(発売記念キャンペーンで先着1000ダウンロードは100円)。

 G:Oは、カーナビと連動した音楽再生機能を搭載しているのが特徴。走行している時間帯や道路の種別、目的地に接近した時など、ドライブ開始~終了までのシーンを検出し、それぞれに応じた環境音楽や効果音を自動再生する。例えば、GPSを捕捉できないトンネルに入ると、トンネル専用のBGMに切り替わり、トンネルを出るとクロスフェードしながら元のBGMに切り替わるといった具合だ。

 BGMは、シーンごとに分けられた13種類のフォルダーから自動選択して再生する仕組み。シーン種別(フォルダー名)は以下の通り。

  • ドライブ準備中:ナビゲーション開始操作
  • オープニング:「ドライブ準備中」状態で、案内ルート上走行を検出
  • 一般道(日中):一般道を日中に走行(他のシーン条件が合致する場合はそちらを優先)
  • 一般道(夜間):一般道を夜間に走行(他のシーン条件が合致する場合はそちらを優先)
  • 高速準備中:高速道路進入時(ランプ走行中)/料金所に接近
  • 高速加速:高速道路の本線に合流
  • 高速巡航:高速道路走行中(「高速加速」シーンの再生後)
  • トンネル:トンネル走行中
  • 休憩:SA・PA進入時/高速降り口(ランプ走行中)
  • 速度超過:警告速度を超過(警告速度は設定メニューで変更可能)
  • エンディング:目的地近隣エリアへの進入
  • 目的地到着:目的地への到達

 これら13種別のシーン(フォルダー)をまとめたものが1つの「テーマ」を構成する仕組みで、G:Oにはあらかじめ無償提供28曲を含むテーマが用意されている。ユーザーが同様の構成のフォルダーを作成し、そこにそれぞれ楽曲データを保存することで、独自のテーマを作成することも可能だ。再生可能なフォーマットはAAC/MP3/WMA/OGG/WAV。

基本地図画面機能ごとに変換する四隅のボタン
交差点付近での案内表示目的地検索

 ミックウェアは、カーナビ用ソフトウェアの設計・開発を手がける会社。G:Oは、車載向けのナビゲーションコアをベースに開発した、本格的なカーナビアプリだとしている。株式会社トヨタマップマスター製の地図データを採用。スマートフォン端末に地図データをインストールするオフライン方式となっており、通信環境にかかわらず利用可能だ(住所検索は要オンライン環境)。

 なお、地図データはアプリ購入時に別途ダウンロードする仕組みで、地図データはアプリ購入後1年間利用できる。年に1~2回の地図データ更新を予定しており、期間内であれば無料で更新可能だ。地図をダウンロードするには最低2GBのSDカード容量が必要で、利用エリアごとに個別のデータ(詳細スケールの地図および目的地データ)をダウンロードする方式だが、全国で利用するには4GB程度必要となる。


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(永沢 茂)

2012/1/16 16:56