パイオニア、ドコモ通信モジュール内蔵の自転車ナビ「ポタナビ」発売


自転車に装着したイメージ

 パイオニア株式会社は3月30日、自転車で街を散策する“ポタリング”を楽しむための機能を搭載したサイクルナビゲーション「SGX-CN700」(通称:ポタナビ)を発売した。価格は3万9900円。

 内蔵GPSで把握した現在地と、目的地・出発地をラインで結んで表示する「ポイントライン表示」機能や、ポタリングの時間にあわせた往復可能な範囲を地図上に円形グラフィックで表す「タイムサークル表示」機能などを搭載する。なお、「○メートル先を右折」といったルート案内は行わない。

 本体にNTTドコモの3G回線が利用可能な通信モジュールを内蔵しており、テレビで紹介された話題のスポットや、進行方向先の天気や休憩場所などの情報を受信できることも特徴。走行データも自動的に専用サイト「サイクルラボ」のマイページに転送する。回線は2年間無料。期間終了後は月額300~400円程度で延長契約できるようにする予定。

 なお、ルートは本体で作成できず、走行前にサイクルラボで作成したものが、通信モジュールによって本体にダウンロードされる。GPX/KML/TCXデータ形式に対応した外部サイトから取得したルートをサイクルラボに取り込み、本体に転送することも可能だ。

 本体には「ANT+」の通信規格に対応したケイデンスセンサーが付属しており、センサーからの情報を本体にリアルタイムで表示する。センサーは内部スイッチの切り替えにより、スピードセンサーとしても利用できる。


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(増田 覚)

2012/4/3 18:04