「コミュファ光」がIPv6対応、PPPoEシングルセッションでデュアルスタック


 中部テレコミュニケーション株式会社(CTC)は、FTTHサービス「コミュファ光」において、8月22日よりIPv6インターネット接続への対応を開始する。加入者に提供しているホームゲートウェイ(HGW)のアップデートにより、従来からのIPv4接続に加え、IPv6接続も行えるデュアルスタック環境を提供する。

 対応するHGWは、コミュファ光のプロバイダー一体型メニューにおいて今年6月より標準提供しているもの。IEEE 802.11b/g/nの無線LANルーター機能を備えている。8月22日より順次リモートでファームウェアのアップデートを行い、ネットワークが標準でIPv6/IPv4デュアルスタックとなる。

 5月以前の加入者は、契約しているメニューにより対応が異なる。同様にファームウェアのアップデートによりデュアルスタック化されるメニューもあるが、HGWの交換またはHGWが提供されるメニューへの契約変更が必要になるメニューもある。

 なお、コミュファ光ではインターネット接続にPPPoEを採用しているが、1本のPPPoEセッションでIPv6/IPv4デュアルスタックに対応する方式だという。それぞれのプロトコルごとにセッションを張るマルチセッション方式と比べ、接続ID・パスワードの管理が容易になるなどのメリットがあるとしている。PPPoEシングルセッションによるIPv6/IPv4デュアルスタックサービスは、ADSLサービスではこれまでもあった模様だが、CTCによればFTTHサービスでは国内初。


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(永沢 茂)

2012/8/9 16:58