ジェーン、Twitterクライアント「Janetter」のiPhone版を公開


 株式会社ジェーンは11日、Twitterクライアント「Janetter」のiPhone版を公開した。無料版「Janetter for Twitter」と、600円のプロ版「Janetter Pro for Twitter」がある。いずれもiOS 4.3以降に対応しており、App Storeより入手できる。

 マルチアカウント対応のTwitterクライアントで、登録できるアカウント数は、無料版が3個まで、プロ版が7個まで。ブックマークに登録したタイムラインをスワイプ操作で切り替えたり、一括更新できる。ツイートをタップすることで表示されるアイコンから返信やお気に入り操作を実行できるほか、ツイートの長押しで会話を表示する。タップ、ダブルタップ、長押しなどについては、動作をカスタマイズ可能だ。このほか、プロ版では、タイムライン上部と内蔵ブラウザー下部のバナー広告が非表示になるという違いがある。

 ジェーンでは今後、翻訳機能、リスト/プロフィール編集、ハッシュタグ入力支援、タイムライン内検索、PC版との未読同期などを予定しているほか、Twitterの許可があり次第、@ツイートやDMの受信、リツイート、お気に入りされたことをリアルタイムで通知するプッシュ通知に対応したいとしている。

 JanetterはすでにWindows版/Mac版が提供されており、40万人以上に利用されているという。11日には、Windows版/Mac版のバージョン4.0.0.0正式版も公開された。同バージョンでは、Janetterで利用する内部サーバーとの通信にWebSocketを用いることで、新着ツイート表示までのタイムラグがなくなったとしてる。また、タイムラインのスクロールをなめらかに表示する機能などの追加も行った。さらに9月25日は、Android版も公開する予定だ。

 なお、ジェーンでは、Twitterの利用ルール変更に伴うJanetterへの影響についても説明している。Twitter API利用クライアントのユーザー数制限が適用されれば、「Twitterの許可を受けられない限り、あと数十万ユーザーが登録すると新規でJanetterを利用できなくなる」としている。既存ユーザーについては制限数を超えた後も引き続き利用可能だが、ジェーンでは、Twitterから許可を受けられるよう働きかけたいとしており、進展があり次第、報告するとしている。


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(永沢 茂)

2012/9/11 17:13