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キヤノンITS、法人向け統合セキュリティ製品にLinuxサーバー向け製品を追加

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、Linux OSに対応したサーバー用ウイルス・スパイウェア対策プログラムを追加した法人向けライセンス製品「ESET Endpoint Security」「ESET Endpoint アンチウイルス」を、4月1日に提供開始する。

 「ESET Endpoint Security」「ESET Endpoint アンチウイルス」は、スロバキアESETが開発しているクライアントPC/サーバー用セキュリティソフトの法人向けライセンス製品。両製品ともに、4月1日からLinuxサーバー対応のウイルス・スパイウェア対策プログラム「ESET File Security for Linux」が追加される。

 ライセンスの提供価格に変更はなく、Windows 8をはじめ、MacやLinuxに対応したプログラムをユーザー環境に合わせて利用できる。既存ユーザーは、ユーザー専用サイトから無償でプログラムをダウンロードできる。

 ESET File Security for Linuxでは、あらかじめ設定したプロファイルをもとに検査を行うオンデマンドスキャンや、リアルタイムスキャンが可能。ESET製品のウイルス定義データベースはWindows、Mac、Linuxで共通のものを利用しているため、それぞれのプラットフォームでインストールしたマシンを保護するだけでなく、他のOSを標的としたマルウェアの検出も行える。

 また、ESETクライアントプログラムがインストールされたPCに対して、ウイルス定義データベースやモジュールを配信できるミラーサーバー機能や、クライアント管理用プログラム(ESET Remote Administrator)との連携も可能。

 ESET File Security for Linuxの対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 5/6、SUSE Linux Enterprise 10/11SP1まで、CentOS 5/6。

 価格はライセンス数により異なり、ESET Endpoint Securityの6~24ライセンスの場合で、1ライセンスあたりの新規価格が5360円、次年度以降の更新価格が3752円。ESET Endpoint アンチウイルスの6~24ライセンスの場合で、新規価格が3710円、次年度以降の更新価格が2597円(価格はいずれも税別)。教育機関向け、官公庁向けの割引価格も用意されている。

(三柳 英樹)