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NTT東日本の「フレッツ光メンバーズクラブ」会員サイトでも不正ログイン被害

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は4日、同社が運営する「フレッツ 光」の会員制プログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」の会員サイトで不正ログイン被害が発生したことを公表した。30アカウントが不正ログインされた可能性があるという。

 4月4日12時47分以降、特定のIPアドレスから断続的に大量の不正アクセスがあるのをシステム監視によって検知。17時40分、フレッツ光メンバーズクラブの会員ログイン機能を全面停止することでアクセスを遮断した。

 調査したところ、不正ログインを試みた痕跡などが見つかった。大量アクセスは約2万件に上ったが、そのうち30件で不正ログインに成功され、ニックネームと保有ポイント数が閲覧された可能性があるという。ただし、会員情報登録ページ(連絡先電話番号、性別、郵便番号、メールアドレスなどが登録されているページ)へのアクセスは確認されていないとしている。

「フレッツ光メンバーズクラブ」の会員ログイン機能は、5日夕方時点も停止されたままとなっている

 5日夕方時点でも、フレッツ光メンバーズクラブの会員サイトへのログインは停止されたままとなっている。不正ログイン被害がなかった他のアカウントも含めて、会員情報の登録・変更、各種手続き、会員限定コンテンツの閲覧など、ログインが必要な機能が利用できなくなっている。再開のめどは現時点では未定だとしており、その間、必要な手続きなどがある場合は電話などによるサポート窓口へ問い合わせてほしいという。

 一方、不正ログインされた可能性のある30アカウントについては、ユーザーに個別に連絡し、新たなID・パスワードで再登録するよう案内。また、他のサービスなどで同様のID・パスワードなどを利用している場合は変更するよう説明しているという。

【記事更新 19:10】
 NTT東日本への取材に基づき、一部加筆・修正しました。

(永沢 茂)