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隠密行動中のフリゲート艦、乗組員宛の郵便物に同梱されたトラッカーで位置が特定される

 隠密行動中だったオランダ軍のフリゲート艦が、乗組員に送られた郵便物に同梱されていたBluetoothトラッカーによって現在位置を追跡されていたことが判明し、波紋を呼んでいる。

 フランスの空母をミサイル攻撃から守る任務を受けているオランダ軍のフリゲート艦「Zr.Ms. Evertsen」の現在位置が、約1日にわたって外部から追跡可能だったという。オランダ軍では乗組員が故郷の人と連絡を取り合うための軍事郵便のシステムが存在し、荷物が送られてきた場合はX線でスキャンしたのち集荷されるルールになっているが、郵便物はスキャンの対象から外れていることに着目した地元放送局が、乗組員宛にBluetoothトラッカー入りの郵便物を発送。出航から丸1日、艦内で行われた仕分け作業中にトラッカーが発見されるまでの間、同艦の位置が外部から参照可能な状態になっていたという。幸いにして護衛対象であるフランスの空母の現在位置を特定するには至らなかったようだが、オランダ軍では早速ルールの改訂に着手、その後郵便物もスキャン対象に加えられたとのこと。

 軍の機密情報がトラッカーを通じて外部に漏えいした事例としては、フィットネスアプリのGPS履歴から米軍の拠点の位置が割り出された事件が有名だが、今回の件もタイミングによっては大きな脅威となっていた可能性がある。