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Microsoftの無料スキャンアプリ「Office Lens」がiOS/Androidに対応、書類を撮影してWordファイル化、OCR機能も

 米Microsoftは2日、無料スキャンアプリ「Office Lens」のiOS/Android版を提供開始した。同アプリは、2014年3月にWindows Phone版がリリースされていた。

 レシートや名刺、メモ用紙、ホワイトボードなどをスマートフォンのカメラで撮影し、画像補正・クロップ処理を行ったのち、OneNoteに保存する。OneNoteは、Windows、Mac、iOS、Android、Windows Phoneなど多くのデバイス向けに無料提供されており、それらデバイスからスキャンデータにアクセスできる。

斜めの画像も傾き補正やクロップを行い、適切なデータに変換する

 取り込んだ画像はOCR機能によりテキストデータ化され、テキストの編集や、OneNoteなどにおいて単語検索が可能。名刺をスキャンすれば、携帯電話に連絡先として追加できる。また、Wordファイル、PowerPointファイル、PDFファイルにコンバート可能。Office LensからOneNoteやOneDriveへの保存を選択できるほか、メールアプリなどへのエクスポート・共有機能が利用できる。

スキャンしたデータは、OneNoteやOneDriveに保存できるほか、Wordファイル、PowerPointファイル、PDFファイルなどにコンバート可能

 iOS版は、App Storeからダウンロード可能で、iOS 8.0以上のデバイスで利用できる。Android版は、プレビュー版が公開されており、Google+上のコミュニティ「Office Lens Android Preview」にアクセスし、コミュニティからテスターとして参加するとGoogle Playからダウンロードできる。Android 1.6以上に対応する。

(山川 晶之)