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ドローン映像のネット公開、プライバシー侵害の恐れも……人の顔にはぼかし、洗濯物にも注意

総務省が注意喚起

 総務省は28日、ドローンで撮影した映像・画像のインターネット上での取り扱いについて注意喚起を出した。

 ドローンでは民家の部屋の中などを空から撮影することが可能だが、被撮影者の同意なしにインターネット上で公開するとプライバシーおよび肖像権を侵害する恐れがあると説明。被撮影者のプライバシー、肖像権、個人情報の保護に配慮するようお願いしている。

 具体的には、撮影の際は被撮影者の同意を取ることを前提とし、それが困難な場合には、人の顔や車のナンバープレートなど、プライバシー侵害の可能性がある映像にぼかしを入れるなどの配慮をすることとしている。表札や住居の外観、洗濯物その他生活状況を推測できるような私物も、プライバシーとして法的保護の対象になることがあるという。

 また、特にドローンによる撮影映像などをインターネット上で公開できるサービスを提供する電気通信事業者においては、削除依頼に対する体制を整備することとしている。

(永沢 茂)