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Facebookの追悼アカウント管理人をユーザーが生きているうちに設定できる機能、日本でも提供開始

 米Facebookは12日、ユーザーが亡くなったことを知らせる追悼アカウントの管理人を、ユーザーが生前に設定できる機能を日本で提供開始した。新機能は米国で2月より提供されており、米国外ではオーストラリア、ニュージランドとあわせて世界に先駆けて提供される。

追悼アカウント管理人を生前に設定できるようになった

 追悼アカウントの管理人は、亡くなったユーザーアカウントのタイムラインに葬儀の通知やメッセージなどの投稿のほか、まだ繋がっていない家族や友達からの友達リクエストの対応、プロフィール写真とカバー写真の変更が可能となる。

 新機能の提供にあわせて追悼アカウントのタイムラインも変更されている。故人の名前の上に「追悼」と表示されるほか、管理人が投稿をタイムラインの最上部に固定する機能も追加されている。

 なお、管理人は追悼アカウントにユーザー本人としてログインすることはできず、プライベートなメッセージは閲覧できない。また、ユーザーが亡くなった後にFacebookアカウントを削除する選択も可能だ。

 これまでFacebookでは、亡くなったユーザーの家族や友達のリクエストに応じて、追悼アカウントに変更する機能を提供しているが、「追悼」という表示を行う機能のみで内容の変更ができなかった。

(山川 晶之)