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ストックフォトサービス「Adobe Stock」提供開始、PhotoshopなどのAdobeソフト内から購入可能

 Adobe Systemsは16日、「Adobe Creative Cloud」の2015年版のリリースに合わせて、新サービス「Adobe Stock」を提供開始した。Creative Cloudメンバー以外でも利用可能。

「Adobe Stock」

 Adobe Stockは、4000万点のロイヤリティフリーの写真、イラスト、ベクター画像を提供するストックフォトサービス。Photoshop、Illustrator、InDesignなどのデスクトップソフトと連携でき、ブラウザーとソフトを行き来することなく、ソフト内から画像を購入できる。また、購入前に透かし入りのサンプル画像が利用でき、制作中の作品内で画像を試すこともできる。

 価格は単品画像が1180円。年間契約のサブスクリプションプランは、1カ月に10点まで利用できるプランが月額5980円、1カ月に750点まで利用できるプランが月額2万4980円。また、Creative Cloudメンバー向けには、1カ月に10点まで利用できるプランを月額3480円で提供する。

 Adobe Stockで提供される画像は、2015年1月にAdobeが買収した米Fotoliaが一部提供している。6月のサービス開始時点では、Fotoliaのユーザーが販売する写真が自動的にAdobe Stockにも提供されるが、今後はAdobe Stock内で直接写真を販売する仕組みを構築するという。詳細は今のところ未定。

 Adobeでは、Adobe Stockと同じく画像ファイルを販売する「Creative Cloud Market」を運営しているが、こちらではアイコンで使われるようなシンプルな素材がメインだとしており、Adobe Stockとは住み分けて展開する。また、Adobe Stock内での動画の販売は年内開始を予定している。

Photoshop、Illustrator、InDesignなどのデスクトップソフトから画像を購入可能

(山川 晶之)