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Amazon、プライム会員なら4980円の新Fireタブレット、クアッドコアや新OS搭載で動画・ゲームが快適に

 アマゾンジャパン株式会社(Amazon.co.jp)は17日、タブレット端末「Fire」シリーズの7インチ新モデルを販売開始した。9月30日より出荷開始する。価格は8980円(税込)だが、Amazonプライム会員向けには4980円(税込)で販売する。

新「Fireタブレット」

 低価格でありながら1.3GHzクアッドコアプロセッサを搭載するとともに、7インチ(1024×600ピクセル、171ppi)のIPS液晶(輝度は最大300nits)を搭載し、ゲームやビデオ再生でのパフォーマンスを向上した。RAMは1GB。Wi-Fi接続は、IEEE 802.11n/g/bに対応。また、8GBの内部ストレージのほか、最大128GBまで対応するmicroSDスロットを備える。フロントカメラに加えて200万画素のリアカメラを搭載しており、720pでの動画撮影やSkypeなどでのビデオチャットが利用できる。そのほか、モノラルスピーカーとマイクを内蔵している。

 Fireタブレットでは、Kindleストアの400万冊以上の電子書籍(35万冊の和書を含む)を購入・読書できる。プライム会員であれば2万冊の和書、60万冊の洋書の中からKindle本1冊を毎月無料で利用可能。また、プライム会員向けに9月下旬開始予定の動画配信サービス「プライム・ビデオ」が利用でき、Fireシリーズであれば、内部ストレージにダウンロード可能。ネットワークがない環境でも動画を視聴できる。

 ゲームやFacebook、Twitter、PinterestなどSNS系アプリのほか、NetflixやHulu、YouTubeといった他社の動画配信サービスも利用できる。Fireタブレットで撮影した写真は、無制限のクラウドストレージに保存可能。子供にも提供できるよう、コンテンツのアクセスや機能の制限も設定可能。学習向けコンテンツも豊富に用意しているという。

 新Fireタブレットでは、Fire OS 5を搭載。コンテンツ視聴に最適化されており、読みかけの本や視聴途中の映画・音楽の再開がシームレスに行える。動画再生では、最小限のバッファリングで素早く再生を開始。ASAP(Advanced Streaming and Prediction)機能では、過去に視聴した動画コンテンツなどの傾向に基づいて事前に再生の準備を行う。

 新機能として、英語本の速読機能「Word Runner」を搭載。文章を単語ごとに分け、高速スピードで画面中央に表示させることで眼の焦点を保ち、読書効率を上げる。「Dynamic Pacing」で難しい単語や段落の区切り、句読点の箇所では速度が自動でスローになる。読書開始時は遅めの速度でスタートし、ユーザーが設定した読み取り速度まで徐々にスピードを上げる。読み逃した場合は、画面をタップすることで一時停止でき、戻りたい箇所に移動できる。

 本体カラーはブラックのみ。サイズは191×115×10.6mm(幅×縦×厚さ)、重さは313g。バッテリー稼働時間は7時間で、充電時間は同梱のUSB充電アダプターで6時間。本体の強度を高めており、落下テストでは、iPad Air 2の2倍の耐久性を実現したとしている。

 端末保証として、90日間の限定保証が付帯する。別売の「事故保証プラン」(税込1880円)を付与することで、2年間のバッテリーの劣化を含む自然故障に加え、商品の落下・水濡れなどの事故を保証する。事故保証プランへの加入は、端末購入30日以内に購入する必要がある。

(山川 晶之)