ニュース

ヤフー「myThings」がスマートロック「Akerun」と連携、スマートウォッチから利用可能な「ボタン機能」も追加

 ヤフー株式会社は16日、スマートフォンアプリ「myThings」を更新し、株式会社フォトシンスのスマートロック「Akerun」との連携機能を追加した。また、スマートフォンやスマートウォッチからIoT製品やウェブサービスを操作できる「ボタン機能」をiOS版へ新たに追加した。

 myThingsは、48種類のIoT製品やウェブサービスと連携し、新着などの条件によって、自動でスイッチを切り替えたり、通知をしたりする「IFTTT(イフト)」と同種のサービス。日本語での設定が可能で、「LOHACO」や「Tポイント」など国内の対応ウェブサービスが多い点が特徴となる。

 myThingsとの連携に対応するIoT機器は、電気やエアコンなどの家電製品を操作できるリモコン端末「iRemocon」や、コミュニケーションロボット「BOCCO」など。今回、スマートロック「Akerun」との連携に新たに対応した。

 Akerunは、住居のドアの鍵に取り付けて、スマートフォンを利用して開閉や入退出の記録ができるIoT製品。myThingsとの連携により、「玄関の鍵を閉めたら、消し忘れた電気や家電製品の電源を自動で消す」「オフィスの鍵の開閉履歴を『Evernote』や『Slack』に記録する」といった連携が実現する。

 一方、ボタン機能は、アプリ内に作成した仮想ボタンをスマートウォッチなどで操作することで、事前に登録したIoT製品やウェブサービスへの操作が可能なもの。例えばエアコンの起動や、定型メールの送信などが可能となる。Andorid版アプリでは、4月26日よりすでに提供されていた。

 現在はスマートフォンからボタン機能を利用可能で、Android Wearは5月下旬、Apple Watchは6月下旬から提供予定。

(岩崎 宰守)