特別企画
アクセスポイントってインテリアになるの?
ヤマハ WLX202をカフェに持ち込んでみた
2016年8月31日 06:00
最近、高速を標榜して角(いやアンテナだけど)が飛び出た無線LAN APをよく見かける。アンテナが何本かついている分、Wi-Fi APであることを主張している感じ。
で、角が生えたいかにも「無線機器です」と主張するAPは事務機器っぽいデザインのまま壁に据え付けられたり(効率優先)、逆に飲食店などでは棚の隅に目立たないよう置かれていて店内の端っこでは電波状況が悪かったりする。
対してどこにおいても違和感がないシンプルでありながら凝ったデザインで登場したのが、ヤマハのWLX202なのである。ヤマハは、Wi-Fi APにおけるデザインの重要性に着目して、あえてアンテナを内蔵し、技術力で外付けアンテナと遜色ないレベルに仕上げている、のだという。
では、これって、お店に置いたらどうなるんだろう。
なんとなくモヤモヤしたものを抱えていたら、クラウド Watchの企画でWLX202を借りたかつての同級生から、非売品のブラックと木目調ができたから写真撮ってよ、という話があり。自宅で単にブツ撮りしても面白くないので、白を含めた3つのWLX202を、東京都世田谷区にあるカフェ「ロカンダ世田谷」へ持ち込み、店内に仮設置させてもらった。
これって、ホントにお店に溶け込むの?
まずは基本のホワイトから
基本のホワイトを設置してみる。
青い壁には白が映えるということでこちらから。
今回は仮設置なのでケーブルもないしインジケータも点灯してないが、このように下側にインジケータと製品名がくる。
テーブルと一緒に下から煽ってみた。
もしかしたら低い位置でテーブルのすぐ上にあってもいいんじゃないかと。思ったより違和感がない。
本棚に置いてみた。黒い本棚なので白がより映えると同時に黒は光を反射しないので、WLX202の陰影がはっきりと出る。
続いて、ベージュの壁に設置してみた。いい意味で目立たなくて溶け込んでる。
意外に似合う木目調
同じ場所に非売品ではあるがよりインテリア的に使える木目調のWLX202を置いてみた。
ベージュの壁にはホワイトよりなじむ。いや、白熱灯系の色温度が低いシチュエーションでは木目調の方がしっとりして溶け込むのだろう。
このWLX202では、エンボスで表現されているYAMAHAのロゴにゴールドの塗料が流し込まれている。ゴールドというと目立ちそうだが、光の方向で光ったり沈んだりするところが面白い。
少し斜めからゴールドがほどよく光るアングルで撮ってみた。
正面からの写真では目立たないゴールドも、光をうまく反射させてやるとこのようにきれいに光る。
ローアングルで壁際から見上げた感じ。
本棚に置いた木目調。光の当たり方が違うとロゴの見え方もまた変わってくる。
設置場所をけっこう選びそうなブラック
最後はブラック。
壁に設置すると目立ちすぎるので、フォトスタンドにさりげなく置いて、そっと調度品に紛れ込ませてみた。
ブラックだとAV機器っぽい感じになる。
別角度から。古い和箪笥の上にあるというのもちょっと面白い。
本棚の上に。ブラックも光の加減で表情をほどよく変えてくれる。
やはりブラックは黒基調の空間が似合いますな。
最後に同じ場所に設置して比較してみた。
明るい窓際だ。
ホワイト。明るい場所にしっとりと馴染むのがいいところ。
木目。一番クセがあるかなと思いきや、けっこういい感じにおさまる。少なくとも、誰が見ても無線LAN APには見えない。
今回、明るい色の壁がメインだったせいかブラックはちょっと目立つ結果に。AV機器っぽい雰囲気になるので、壁のアクセントとして使うのはありかも。
ちなみに、今回撮影場所を提供していただいた「ロカンダ世田谷」のオーナーシェフ、みおさんに尋ねてみたところ、木目調が一番いい、とのことでありました。
お店紹介:「ロカンダ世田谷」
http://locanda-setagaya.com
小田急線千歳船橋駅から徒歩2分、森繁通り沿いにあるごはんやさん。11時半から16時半まではランチ&カフェ、17時から23時まではディナーで、昼間は明るく爽やかな店内、夜はしっとりした暗めの照明でお酒もゆっくり飲める。
素材にこだわった食事や飲み物を提供してくれる。ランチタイムは女性に人気の「長岡野菜プレート」(写真)の他、「大館豚のとろとろ角煮丼」や「オムハヤシカレー」など。