トピック
有機ELをエントリークラスのビジネスPCに搭載!! 仕事で画像を扱う人にもオススメの「MousePro C3-I7U01BK-A」レビュー
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2026年3月24日 06:00
マウスコンピューターの法人向けノートPC「MousePro」シリーズに、新モデル「MousePro C3-I7U01BK-A」が登場した。エントリークラスのCシリーズでありながら、ディスプレイに発色の良い有機ELを採用する点が特徴で、写真のレタッチ作業を行う機会の多い専門職にも対応できる製品に仕上がっている。
有機ELディスプレイは画像を扱う場面だけでなく文字入力時にも威力を発揮
MousePro C3-I7U01BK-Aでは、エントリークラスのビジネスノートPCでありながら、ディスプレイにフルHD(1920×1080ドット)表示対応で、DCI-P3 100%、最大400nitという高輝度の13.3型有機ELを採用している。近年、有機ELパネル自体の低価格化もあり、有機EL搭載のノートPCが増えているが、その多くは映像クリエイター、エンターテインメント、ゲーミングをターゲットとした製品が中心。そういった中、本製品のように一般ビジネス向けエントリークラスの製品がディスプレイに有機ELを採用する例は珍しく、競合に対する大きな差別化要素になる。
有機ELの利点となるのが、画素自体が発光することによる優れた発色性能と高コントラスト表示が可能という点だ。実際に、液晶ディスプレイ搭載のノートPCを用意して、双方に同じ画像を表示して発色やコントラストを比較してみた。利用したノートPCは、マウスコンピューターの個人向けノートPC「mouse B5-A7A01SR-A」。こちらは、sRGB比100%を実現と、ノートPC搭載の液晶ディスプレイの中でも発色性能に優れる点が特徴だ。
そして、実際にC3-I7U01BK-Aと並べて見ると、C3-I7U01BK-Aの有機ELのほうがはるかに色の鮮やかさに優れていることが一目で分かる。それだけでなく、バックライトを持つ液晶ディスプレイと違って有機ELでは本当に暗い場所は全く発光しないため、黒がしっかりと締まって画面が引き締まる。また、画像の白飛びや黒潰れがなく、豊かな階調を確認できる。
これこそ、有機ELの最大の利点であり、プロのクリエイターによる写真や動画の編集、カラフルなデザイン制作といった、ディスプレイで本来の色をしっかり確認できる必要がある用途にも問題なく対応できるクオリティと言える。これがエントリークラスのビジネスノートPCに搭載されることで、写真や動画を使ったプレゼンにおいてもインパクトを強め、商談用途にも大いに活躍してくれるはずだ。
それだけでなく、文字がにじんだりすることなくくっきり表示されることや、液晶に比べてブルーライトが少ないため、文字入力作業時も目の疲れが少なく、快適な作業が行える。そう考えると、エントリークラスのビジネスノートPCであっても有機ELの搭載は理にかなっている。
なお、有機ELには液晶にはない「焼き付き」という問題がある。これは、タスクバーやアイコンなど、常に同じ位置に長時間表示するものがあると、その部分の画素劣化が進んで残像のように残ってしまうという、有機ELでは避けられない現象だ。
もちろんC3-I7U01BK-Aではその点への対応も施されており、焼き付き防止機能を標準で搭載。同時に、標準でダークモードに設定されていたり、タスクバーを自動的に隠す設定を有効するなどの配慮もされている。そのため、短期間で焼き付きが発生する懸念は少なく、安心して利用できるだろう。
別売の覗き見防止フィルターの利用で屋外利用も安心
有機ELディスプレイの採用は、発色性能に優れ、視野角が広く、文字もくっきり見えるという点は大きな利点だが、ビジネス用途では気になる点もある。それは、覗き見された場合でも内容がはっきり見えてしまうという点だ。実際に、C3-I7U01BK-Aのディスプレイをやや斜めから見た場合でも、表示されている内容がくっきり見える。特にC3-I7U01BK-Aは、モバイル用途もターゲットとした小型軽量ボディが特徴で、屋外での利用も想定していることもあって、特に覗き見対策は重要となる。
そういった場合に活用したいのが、別売で用意されている「覗き見防止フィルター」だ。このフィルターをディスプレイに装着すれば、視野角が60度に制限され、横からの覗き見を防げるわけだ。
実際に覗き見防止フィルターを装着してみたところ、正面からは通常通り文字をしっかり視認できるのに対して、斜めから覗き見た場合には、何か表示されていることはわかるものの、その内容はほとんど視認できなかった。
なお、覗き見防止フィルターを装着すると、正面から見た場合でも少し暗く見えるようになる。ただ、この覗き見防止フィルターは簡単に着脱して利用することも可能となっている。そのため、オフィス利用時には外しておき、外出時にのみ装着するようにすればいいだろう。
本体デザインはCシリーズとして標準的
C3-I7U01BK-Aの本体デザインは、MousePro Cシリーズとして標準的なものとなっている。
ボディ素材は樹脂を採用しており、ボディカラーはメタリック調のブラックで、MousePro製品として標準的だ。派手さはないものの落ち着いた印象で、ビジネスノートPCとして納得のデザインだ。
本体サイズは305.8×211×21mm。ディスプレイサイズが13.3型ということもあって、比較的コンパクトで、バックパックやビジネスブリーフケースなどにも余裕を持って収納できる。14型クラスのモバイルノートPCよりもひとまわり小さく、新幹線や旅客機のテーブルにも余裕を持って置ける点も、移動の多いビジネスマンにとってありがたい部分だ。
重量は約1.14kgと13.3型ノートPCとしては標準的な軽さで、持ち歩きも軽快だ。これなら毎日持ち歩く必要があっても苦にならない。
そして、持ち運びで気になる堅牢性も申し分ない、C3-I7U01BK-Aでは、衝撃、落下、振動をはじめとした、米国国防総省調達基準「MIL-STD 810H」に準拠する全8種類の堅牢性試験をクリアしている。この点でも、安心して持ち運んで利用できると言える。
ビジネスマンの利便性を考慮した設計がありがたい
C3-I7U01BK-Aでは、ビジネスシーンでの利便性を考慮した設計が随所に取り入れられている。
まずディスプレイ。先に紹介したように有機ELディスプレイを採用する点もそのひとつだが、ディスプレイが180度水平まで開く点も大きな特徴。対面プレゼンで便利なのはもちろんだが、この構造によって故障が少ない点も見逃せない。180度まで開かないディスプレイを搭載するノートPCでは、ディスプレイを無理に開こうとして破損する例が非常に多いが、C3-I7U01BK-Aならその心配がない。故障が少ないということは、ビジネスを止める心配が少ないということでもあり、企業にとってありがたいはずだ。
また、ディスプレイを開くと本体後方が持ち上がるリフトアップヒンジ構造を採用。キーボード面が自然に傾斜することで、長時間のキー入力でも手首の疲れが少なく快適だ。
そのキーボードも、標準的な配列を採用するだけでなく、主要キーのほぼ全てが約19.1mmフルピッチを確保。ストロークは1.2mmながらしっかりとしたクリック感と適度な硬さで快適なタイピングが可能。しかも、打鍵音が静かで、静かな場所でも打鍵音を気にせず作業に没頭できる点はありがたい。
Webカメラは500万画素の高画質カメラを採用するとともに、Windows Hello対応の顔認証機能にも対応。Web会議で高精細な映像を活用できるのはもちろん、顔をかざすだけでログイン認証が完了するため、優れたセキュリティ性と利便性を両立できる。
ネットワーク機能として6GHz帯域に対応したWi-Fi 6E準拠無線LANを標準搭載。オフィスでも採用例が増えつつあるが、比較的空いている6GHz帯を使って、安定した無線LAN通信が可能。有線LANのギガビットイーサネットも標準搭載しており、確実なネットワーク通信が必要な場面でも安心だ。
優れた拡張性も同様だ。ギガビットイーサネットはもちろん、HDMIとDP Alt Mode対応のUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2)を2ポート備え、最大3画面出力が可能。USB Type-CはUSB PD対応で、付属のUSB PD充電器はもちろん、市販のUSB Type-C ACアダプターを利用した給電も可能。この他、USB Type-Aを2ポート、microSDカードスロットも備えており、拡張性は非常に優れている。
これらは、C3-I7U01BK-Aの見逃せない特徴で、ビジネスノートPCとして大きな魅力となるだろう。
ビジネスノートPCとして性能面も十分満足
C3-I7U01BK-Aは、プロセッサーにインテルのCore i7-13620Hを採用している。高性能なPerformanceコアを6コア、省電力のEfficientコアを4コア搭載し、最大16スレッド処理に対応しており、優れたマルチスレッド処理能力を備える。最新世代のプロセッサーではないが、ビジネスノートPCとして今でも申し分ないパフォーマンスを備えているため、性能面で大きな不満を感じる場面はほぼないと言える。
搭載メモリ容量は、標準仕様では8GBと少ないものの、カスタマイズで最大64GBまで搭載できる。Windows 11を快適に利用するには、可能な限り16GB以上のメモリを搭載すべきだ。このところメモリ価格の高騰が続いてはいるが、多少コストがかかるとしてもカスタマイズで増量したほうがビジネスを円滑に進められるため、お勧めだ。なお今回の試用機は16GB搭載している。
内蔵ストレージは、容量256GBのSSDを標準搭載。こちらもカスタマイズで最大4TBまで増量可能だが、ビジネスPCでは必要以上のデータをローカルに保存しない運用が求められることが多く、256GBでも必要十分なはずだ。
では、実際のパフォーマンスはどうか、ベンチマークテストで検証してみた。
まずPCの総合的なパフォーマンスを評価するPCMark 10の結果は5860と、ミドルレンジのノートPCに匹敵するスコアが得られている。このスコアなら、Office系アプリを中心としたビジネスアプリの利用で動作の重さを感じる場面はほぼないと言える。
続いて3D描画能力を評価する3DMarkの結果だ。こちらはNight Raid、Fire Strike、Time Spyと3種類のテストを行ったが、こちらもプロセッサー内蔵グラフィックスとして申し分ないスコアとなっている。ビジネスPCなのでゲームをプレイすることはないと思うが、ビジネスシーンで利用するアプリの多くが3Dグラフィックスのアクセラレーション機能を活用しており、実は見えないところで使われている。つまり、3D描画能力が申し分ないことでビジネスアプリ利用時の快適度を高めてくれるため、この点でも安心だ。
そして、モバイル用途もターゲットとしていることから、バッテリー駆動時間も検証してみた。C3-I7U01BK-Aでは、アイドル状態で約10時間のバッテリー駆動が可能とされているが、ディスプレイ輝度を50%に設定し、PCMark 10のBatteryテスト「PCMark 10 Battery Profile」の「Modern Office」(日常業務を想定したシナリオ)で計測したところ、7時間20分を記録。これだけの駆動時間があれば、外出時も安心して利用できるだろう。
完成度の高さが魅力
今回見てきたようにC3-I7U01BK-Aは、ディスプレイに有機ELを採用している点が大きな特徴ではあるが、モバイルノートPCとしても十分活用できる小型軽量で堅牢性に優れるボディ、申し分ないパフォーマンス、優れた拡張性、そしてビジネスシーンでの利便性を考慮した様々な仕様が盛り込まれており、完成度は非常に高い。
価格は、搭載メモリ容量が8GBの標準仕様で16万4780円と比較的手ごろではあるが、メモリを16GBに増量すると20万3280円とわずかに20万円を超えてしまう。ただ、搭載メモリが8GBと16GBでは快適度に大きな差がある。このコストを惜しむことで作業効率が下がると、当然業績にも影響を及ぼすことになる。ビジネスを円滑に進めるという意味でも、ここのコストを惜しむべきではないと考える。
そして、全体的な仕様やパフォーマンスを考えると、メモリを増量したとしてもコストパフォーマンスは十分に優れると言える。通常のビジネス業務を軽々こなせるパフォーマンスに、クリエイターレベルの表示性能を備えるディスプレイを備え、モバイルにもしっかり活用できるC3-I7U01BK-Aは、まさしくビジネスノートPCの標準的な存在で、広くお勧めしたい。





















