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報じるニュースサイトが非対応の例も? ChromeのHTTP警告で、非対応サイトが続々と槍玉に

 「Chrome 68」からHTTP接続のウェブサイトで警告表示が出るようになったことで、いまだHTTPSに対応していない官公庁や大手企業などのウェブサイトが、SNSで槍玉に挙げられる事態となっている。中にはこれらを報じるニュースサイトが非対応の例もあるようだ。

 Chromeの新バージョンである「68」では、HTTP接続のサイトを表示すると、URLバーに「保護されていません」というメッセージが表示され、盗聴などへの危険性をより強くユーザーに訴える仕様へと改められた。かなりの猶予期間があったにもかかわらず、本来は率先してHTTPS化に取り組むべき官公庁のサイトや大手企業のサイトがいまだ対応できていない例は少なくなく、経済産業省や総務省、内閣府などのほか、大手銀行、大学などのサイトがSNSで次々と槍玉に上がっている。さらにこのニュースを報じている新聞社やテレビ局のサイト自身がこの警告を表示しているなど、ややこしい事態に陥っている例もある。ちなみにこれら非対応サイトの状況を知りたければ、Twitterなどで「保護されていません」と検索するのがよさそうだ。