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LPIC? それともLinuC? 日本国内向けのLinuxの資格認定試験を巡り混乱が発生中

 日本国内向けに提供されているLinuxの資格認定試験を巡り、先日来ちょっとした混乱がウェブ上で巻き起こっている。

 もともとLinuxには「LPIC」という資格認定試験があり、日本国内ではLPI-Japanがこれを提供していたが、今月に入ってLPICの取り扱いの停止と、今年3月から提供している日本独自の認定試験「LinuC」をLPICの代替として推奨することを発表。その一方で、LPICの開発元であるカナダLPI Inc.は6月にLPI日本支部を設立し、国内向けにLPICを引き続き提供すると公表したというのが主な経緯だ。LPI-Japan側の主張は、同団体がウェブサイトに掲載している「LPIC取り扱い停止に関するお知らせ」、LPI Inc.側の主張は、IT人材ラボが今月掲載したインタビュー記事にそれぞれ詳しいが、双方の主張だけでは状況が把握しづらいこともあり、さまざまな憶測をまとめたブログ記事が出つつあるというのが現在の状況。これから先、過去にLPICを取得したユーザーはもちろん、現在Linuxの資格取得を目指しているユーザーの間で、さらなる混乱を招く可能性もある。