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何かの予兆? FlashAirの開発者向けIoTサービスが今年7月31日をもって終了へ

 東芝の無線LAN搭載SDメモリカード「FlashAir」の開発者向けサービスの1つ「FlashAir IoT Hub」が、今年7月をもって終了することが明らかになった。

 「FlashAir IoT Hub」は、FlashAirを用いて機器のIoT化を支援するためのクラウドサービスで、ユーザーの登録や認証などをオンラインで行ったり、FlashAirを遠隔制御できる機能を備えていた。これらが閉鎖になることで、同サービスを経由してリモートでFlashAir上のファイルを参照するアプリ「FlashAir File Manager」が使えなくなるなど、FlashAirをIoTで活用する手段が大きく狭まることになる。すでにアカウントの新規登録はできなくなっており、7月31日をもってログインやAPIの利用も不可能になる。サービスを提供していたFlashAir Developersのサイト自体が閉鎖されるわけではなく、もちろんFlashAir自体についても終息の話が出ているわけではないが、Eye-Fi亡きあと、数少ないワイヤレス転送デバイスとして支持を集めてきたFlashAirの関連サービスの中では中核的な存在だったことから、今回の件を不吉な兆候と見ている人は多いようだ。