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テレワークでニーズ急増も……オンライン会議ツール「Zoom」でプライバシー問題が続出

 オンライン会議ツール「Zoom」で、先週以降、プライバシーにまつわる問題が続出している。

 最初に報告があったのは、ユーザーの端末情報などをFacebookに送信しているという問題で、これについては先週末、Zoomがアップデートでの修正を発表したことで鎮火したのだが、今週になって新たに、Mac版ではビデオの送受信がエンドツーエンドで暗号化されておらず、第三者による傍受が可能なことが判明。さらに特定環境ではユーザーの写真やメールアドレスが他人の連絡先に自動的に追加される仕様が発覚するなど、プライバシー関連の問題が続出している。テレワークによりニーズが急増したZoomだが、昨年にもMac版利用時にインストールされるウェブサーバーに脆弱性が見つかり、Appleが自らmacOSのセキュリティ機能を使って無効化に乗り出す騒ぎがあっただけに、爆発的に増えたユーザーに対して今後どのようなセキュリティを提供していけるかに注目が集まる。