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予想より長い歴史が!? 世界初の電子書籍の公開から今月で「50周年」を迎える

 世界初の電子書籍が公開されてから、今月で50周年を迎えたことが明らかになった。

 これは電子書籍の祖と言われる米国の電子図書館「プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg)」が、1971年12月に公開を開始してから50年目を迎えたことによる。同プロジェクトは大学生が学内の汎用サーバーに文学作品を保存し始めたのがきっかけで、現在では著作権切れのコンテンツを中心に約6万点の作品が保存されており、これは日本の「青空文庫」のおよそ4倍にもあたる。同プロジェクトは1971年7月4日に始動しているが、それから50周年にあたる今年7月4日に出された声明では、同プロジェクトが公開している文学作品を「プロジェクト・グーテンベルクの革新的な精神によって生み出された世界中の人々に対する贈り物」であるとし、「これらの電子書籍を楽しみ、共有してください」と結んでいる。