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「ピアノ売ってちょーだい♪」のタケモトピアノが新CM。AIも活用してピアノの妖精が主役に

 タケモトピアノ株式会社は、テレビCMを新しくし、「タケモトピアノ AI編」を8月1日に関西地区で放映開始する。

 俳優でコメディアンの財津一郎氏を起用した従来のCMは、1997年に関西地区で放映を開始して、全国区へ放映を拡大。地デジに移行してからも同じ映像で、左右に映像を追加して放送されており、おなじみの音楽は「ギャン泣きの赤ちゃんが泣き止むCM」としても話題になったという。しかし、2023年8月末に放映が終了。財津氏は2023年10月に亡くなった。

 新しいCMは、「財津一郎さんへの敬意を込めて」制作したという。従来のCMで財津氏と共演していたピアノの妖精(ダンサー)が主役になり、お馴染みの音源にのせて、妖精と新イメージキャラクターのキリンが大草原を駆け回る展開。基本的には前CMで使われた曲・演出を継承しているが、ピアノの妖精は、AIと実写の融合で生まれたものだという。

 同社のYouTubeチャンネルで、「みんなまあるく」篇と「もっともっと」篇の2パターン、それぞれ15秒と6秒バージョンが公開されている。同社会長の竹本功一氏は新しいCM放映に際し、財津氏が築き上げたブランドイメージを大切にしたいとした上で、「今もそしてこれからも愛される「タケモトピアノらしさ」を大切にし、進化させていきたい」とコメントしている。