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旧「Jコミ」こと「マンガ図書館Z」、決済代行会社による強制解約でサイト停止へ
2024年11月6日 11:15
旧「Jコミ」こと「マンガ図書館Z」のサイトが11月26日で停止することになり、波紋を呼んでいる。
「マンガ図書館Z」は、絶版マンガに広告を付けて配信するというスタイルで赤松健氏が立ち上げた電子書籍サイト「Jコミ」がルーツで、その後、サービス名やそのスタイル、運営母体に変遷を重ねながら14年間にわたって存続してきた。今回サイト停止に至ったのは「決済代行会社から通達があり、決済サービスの契約を10月末ですべて解約せざるを得なく」なったため。特定のクレジットカードから特定ワードを含む作品の配信停止を要求されていることは、今年6月にも赤松氏が明かしており、今回のサイト停止の原因もその延長線上にあるようだ。運営元のJコミックテラスは他社ストアに作品を提供する卸事業を継続しつつ、「マンガ図書館Z」のサイト再始動の道を探るとしており、非営利団体への移行やクラウドファンディングなども検討していくとしている。なお、より詳しい状況については、赤松氏がX(旧Twitter)上で詳細を明かすとともに、日本のコンテンツ業界全体の問題となってくるのは確実な状況であるとして「『実際に閉鎖に追い込まれた側として』より正確な対抗策を打ち出してまいります」とし、支援を呼び掛けている。
- マンガ図書館Zのサイト停止につきまして(Jコミックテラス)
https://closing.mangaz.com/info/2114/index.html - マンガ図書館Zのサイト停止に関するお知らせ(Jコミックテラス)
https://closing.mangaz.com/ - 該当のポスト(X)
https://x.com/KenAkamatsu/status/1853771600828809490 - 絶版漫画を広告付きで無料配布、赤松健氏の「Jコミ」が1月スタート(INTERNET Watch)
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/412228.html