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Amazon、Fireタブレットの「Showモード」がアップデートでひっそり廃止。大きな機能後退

 Amazonのタブレット「Fire」シリーズで「Showモード」が廃止されたことが明らかになった。

 Showモードとは、Fireをスマートディスプレイ「Echo Show」そっくりの画面に切り替え、音声での応答を可能にするモード。タブレットとして使っていないときでもFireを有効活用できることから人気があった機能だが、先月末ごろから、FireOSを最新版にアップデートするとShowモードに切り替えるためのトグルスイッチがなくなり、設定画面からもShowモードの項目がなくなる現象が報告され、騒ぎになっていた。今回、ユーザーの質問に答えるかたちでフォーラムに掲載されたAmazonの回答によると、FireOS 8搭載のFireタブレットではShowモードが廃止され、Alexaに接続済みのスマートホームデバイスを操作できる「デバイスダッシュボード」へのアクセスはAlexaアプリからのみ可能になるとのこと。Alexaとのやり取りができなくなるわけではないが、機能としては大きな後退で、Showモードを使うためにFireを購入したユーザーの反発は避けられそうにない。ちなみにFireOS 7以前のバージョンでは従来同様にアクセスが可能とのことで、バッテリー切れで自動アップデートが行われていないFireがあれば、ある意味で貴重な存在ということになりそうだ。