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世界の検索エンジン市場シェア、王者Googleが3カ月間で大台を割る

 世界の検索エンジン市場におけるGoogleのシェアが、2024年10月~12月の3カ月間連続で90%の大台を割ったことが明らかになった。

 これはStatCounterの調査によるもの。Googleの市場シェアは、2015年4月以降、10年近くにわたって一度も90%を割ったことがなかったが、2024年10月に89.34%へ低下、その後も11月に89.99%、12月に89.73%と、90%を割った状態が3カ月続いている。この調査結果を紹介している海外メディア「Digital Information World」では、全体としてGoogleは依然として圧倒的なシェアを維持している一方で、ここ2年ほどは検索結果が役に立たなくなってきていると批判されていることなどを挙げ、「我々はついに、人々が検索エンジンから遠ざかるのを目撃し始めたのだろうか。時間だけが答を教えてくれる今、今後数カ月で統計がどのように変化するかに専門家は注目している。しかし、検索者はどこに消えたのだろうか?」とコメントしている。

 なお、日本ではつい先日、Z世代はアダルト広告のないYouTubeを使って情報収集をしているという話題がSNSで出ていたが、StatCounterのデータでは、Googleは日本でむしろ検索市場シェアを伸ばしている。