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AIが生成した架空の顔画像、実物の顔画像よりも信頼されやすいとの調査結果が明らかに

 AIによって生成された架空の顔の画像は、実物の顔の画像よりも信頼されやすいという研究結果が明らかになった。

 これは英ランカスター大学を中心とした複数の大学の共同研究で明らかになったもの。人間は人の顔をわずか100ミリ秒で識別する能力を有しているというが、近年のAI生成画像は非常にリアルになりつつあり、169人の参加者に対してランダムに96枚の顔写真を提示して本物かAI合成かを問う実験では、正答率は58.4%と、ほぼ五分五分に近い結果になったという。さらにこれと並行して行われた、96の顔それぞれの信頼度(信頼できると感じるかどうか)を7段階で評価する調査では、本物の顔の信頼度は4.03だったのに対して、AI生成の顔は4.36~4.70と、AI生成の顔のほうが信頼できるという結果が出たとのことだ。

 研究者は、平均的な顔は特徴的な顔よりも信頼される傾向があり、AIによって巧妙に生成された顔が信頼されやすい可能性を指摘しつつ、「こうした顔は、政治的な偽情報、金融詐欺や身元詐称、なりすましといった悪質な犯罪などで利用されることが少なくありません」と、生成AIの普及による脅威について警鐘を鳴らしている。