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生成AIと見分けがつかない……毎年恒例の「妖怪川柳コンテスト」が20周年の節目で終了

 鳥取県の境港観光協会が毎年実施している「妖怪川柳コンテスト」が、現在募集中の第20回をもって終了することが明らかになった。

 「妖怪川柳コンテスト」は、境港市の「水木しげるロード」をはじめ同市の観光振興を目的としたもので、2006年から毎年実施されてきた。主催する境港観光協会によると「昨今の生成AIの普及により人の作品なのかAIの作品なのかの判断が困難となり、公正な審査をすることが極めて難しくなった」ことが、終了の判断に至った理由だという。

 同協会では「今後は川柳コンテストに代わる新たなイベントとして(略)参加・体験型のイベントを開催するべく検討しております」「新たなイベントが決まりましたら、ホームページやSNSなどで発表いたします」としており、オンラインで作品を募集するイベントではなく、参加・体験型のイベントにしていくとの方向性を示唆している。オンラインでの作品募集において、生成AIが絡むトラブルは昨今数多く報告されており、同種のコンテストは存亡の危機を迎えていると言えそうだ。