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AIが生成したコンテンツを検出できるツールが有用と話題に。一方で予想外の使い方も?

 イラストや文章がAIの作成によるものかを診断するツールが有用だと話題になっている。もっとも、中には思わぬ使い方をされているケースもあるようだ。

 ネットではここのところ、AIを用いて作成したコンテンツへの風当たりが強くなっており、Hive Moderationの「AI-Generated Content Detection」のように、それらを検出するための専用ツールも登場している。コンテンツを読み込ませることで、AIが作成した確率をパーセンテージで表示してくれるこのツール、目視よりも正確な判断をしたい人に重宝されているのだが、その一方で最近はこれら検出ツールが本来の意図とは異なる使い方をされるケースもある。それは絵師が自ら描いた非AIの作品を読み込ませ、ツールを騙してどれだけ高い「AIスコア」を出せるかにチャレンジするというもの。これらのツールは決して完全なものではないことから、非AIの作品がAI作品と誤判定されることがあり、自らの作品をそのように判定された絵師が、過去のイラストを続々と読み込ませてどれが高いスコアを出せるかを実験しているというわけ。ツールの精度が決して高くない現在だからこその、ちょっとしたお遊びと言えそうだ。