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Rakuten TVが「購入コンテンツ」の販売を終了、販売済みコンテンツも視聴不可で物議

 Rakuten TVが「購入コンテンツ」の販売終了に伴い、すでに販売済みのコンテンツについても視聴できなくなることを発表し、物議を醸している。

 終了するのはRakuten TVが提供している買い切り型の「購入コンテンツ」で、サービス終了は2025年12月25日12時。これだけならば新規に購入できなくなるだけでユーザーにとっても実害はないのだが、物議を醸しているのはユーザーがすでに購入済みのコンテンツについても2026年12月まで(予定)という視聴可能期間が設けられ、それ以降は視聴できなくなること。対象ジャンルは、洋画、邦画をはじめ、アニメ、スポーツ、バラエティなど、ほぼすべてのコンテンツとなっており、アプリにダウンロード済みでも視聴可能期間終了後は視聴が不可能になるなど、一切の回避策も用意されていないことから、ユーザーの間では炎上状態となっている。

 ちなみに、楽天はかつて電子書籍ストア「Raboo」の終了にあたり、同ストア購入額の10%にあたる楽天スーパーポイントの贈呈や、移行先の新ストアで使える購入額の40%にあたる楽天スーパーポイントの贈呈といった既存ユーザー向けの施策を行っている。しかし、今回のRakuten TVの買い切り型サービスの終了においては、同様の補償にあたる施策は公表されていない。