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機能廃止が決まったSpotify専用デバイス、返金や下取りは一切行わないと表明し波紋

 機能を廃止することが決まったSpotify専用デバイスについて、返金や下取りが一切行われないことが判明して波紋を呼んでいる。

 問題のデバイスは、SpotifyのスマホアプリをBluetoothで操作するための車載リモコン「Car Thing」。2022年に発売されたこの製品、2024年12月9日をもって機能を廃止すると、このたび同社がユーザーに送ったメールで判明したのだが、問題なのはその対応。実売価格90ドルのこのデバイスの機能廃止にあたり、返金や下取りは一切なく、完全に無用の長物となってしまうことが明らかになり、所有者の間からは不満の声が上がっている。同社は2023年12月に大規模なレイオフを実施するとともに事業再編に着手しており、今回の件はその一環とみられるが、専用ハードウェアを購入するほどの熱心なユーザーをバッサリと切り捨てた格好で、波紋はしばらく収まりそうにない。ちなみに同社はウェブサイト上で、代替品や新バージョンをリリースする予定もないことを表明している。