やじうまWatch

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機械には読めない「CAPTCHA」を人に解析させるウイルス ほか

【2009/9/14】

■ 機械には読めない「CAPTCHA」を人に解析させるウイルス
 「CAPTCHA」というのは、Webサービスのアカウントを新規に取得する時などに現れる、グニャグニャと変形した文字のことだ。スパマーなどが機械的に、アカウントを大量に取得した上で悪用するのを防ぐための仕組みだ。ユーザーはこの読み取りづらい文字列を何とか読み取って、キーボードで入力しなければならない。悪人が使うプログラムで画像解析しづらいように、人間でも読み取りづらいほど文字を変形させてあるわけだけれど、敵もさるもの、CAPTCHA破りの画期的な手口を考え出してきた。「Dr.Web for Linux・FreeBSD」で伝えるところによると、ウイルス「Win32.HLLW.Facebook」は、感染したPCの持ち主にCAPTCHAを解析させてしまうというのだ。ウイルスの作者がターゲットとしているWebサイトのCAPTCHAを、ウイルスの感染したPCにダイアログとして自動的に表示、感染PCの持ち主に読み取らせ、キーボードで入力させる。人件費が無料の、人力でのCAPTCHA破りシステムというわけ。なんともずるがしこい限りだ。

◇Dr.Web for Linux・FreeBSD
http://drweb.jp/news/20090910.html

めたるまん(山崎一幸)

■ 1500円のiPhoneアプリ「iMandalart」、レビューで好評
 iPhone向けのアプリで人気があるのは、内容はともかく、まず無料のものだ。有料でも、115円の最低価格をつけたものが多く、これもまた人気だ。数百円程度のアプリなら、機能を限定した無料のLite版を別に用意して、試用版として提供するのが通例だ。ところが、そんな常識的な売り方をしていないアプリが、このところなんだか好評なのだ。「iMandalart」がそれだ。短いテキストを9つの枠の中に書き込み、アイデアを生み出す助けにする目的のツールだ。価格は1500円。高くても500円程度、売れ筋は300円前後のものが多いiPhone向けアプリの中では、ひときわ値段が高い。Windows版やPalm版で試用できるソフトウェアは提供されているものの、iPhone向けには無料のLite版がない。ところが、iTunes Storeに投稿された、ユーザーによるレビューはほぼ絶賛といっていいぐらいなのだ。平均評価は星4つ。141件のうち、半数以上が満点の星5つをつけている、そんな高評価ばかりだ。購入して起動してみると、説明はほとんどなく、詩のような短い文章がいくつかあるだけ。苦労してようやく使い方を発見して、しばらくいじってみるとだんだんおもしろくなってくるのも意外だ。奥が深すぎて謎の多すぎるこのアプリの、手間の掛かったレビューが「AppBank」にある。

◇iMandalart
http://www.mandal-art.com/
◇AppBank
http://www.appbank.net/2009/08/24/iphone-application/45494.php

めたるまん(山崎一幸)