ビジネスに役立つAndroidアプリ

お出かけ前にチェックしたい「防災情報 全国避難所ガイド」

アプリ名防災情報 全国避難所ガイド
こんなときに今いる場所の最寄りの避難所を調べたい
対応OS端末により異なる
価格無料
配布1st Media Corporation
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.hinanjyo.guide

出先の避難所情報もあらかじめ確認を

 今年もいよいよ夏本番。活動範囲の広がる季節である。自然災害は場所と時を選ばないため、日頃からの備えは大事だ。ただし、外出時となるとどこに避難すべきかわからないだろう。そこで用意しておきたいのが、現在地の最寄りの避難所を調べられるアプリ「防災情報 全国避難所ガイド」である。

防災情報 全国避難所ガイド

 収録されているのは、全国の避難所、広域避難場所、地域避難場所、一時避難場所、津波避難場所、倉庫、一部地域の給水拠点、医療機関など。避難所データは10万件以上収録されており、データベースは随時更新されているという。

 検索方法としては、GPS機能を使った現在地からの検索と、地域による絞り込み、現在表示中のマップからの検索が用意されている。表示件数やエリアは、設定により半径(1km~25km)と件数(25件~100件)を指定できるほか、ルート案内用の移動手段も、徒歩か車から選択できる。

現在地からの検索
地域から探す場合。施設名や住所からも探せる
現在画面に表示中の場所の避難所も検索できる

 検索結果画面上には、表示地域の気象警報や注意報が表示され(ある場合)、施設のある場所にピンが立てられる。具体的な案内が見あたらなかったが、ピンは色分けされており、赤は「避難所」、黄色はコンビニやガソリンスタンドなどの「帰宅支援ステーション」、オレンジ色は「医療機関」、青は「給水所」を表しているようだ。

 任意のピンを選択すると、施設名と標高が表示され、さらに矢印のアイコンを選択すると、施設名や住所などの情報が確認できる。内陸部ではあまり意識しないかもしれないが、海の近くに出かける際は、標高も気にしておきたい。

給水拠点の例
避難所の例
帰宅支援ステーションの例

 現在地からの道順を知りたいときは、「ここへの道順」をタップすれば、地図上にルートが表示され、距離と所要時間が分かる。過去にルート表示した避難所は、キャッシュを用いたオフラインでのAR検索にも対応するので、カメラを向けた方向に施設が確認できる。地図を頼りにできないときに役立つかもしれない。このほか、防災情報や電力使用状況なども確認できる。

現在地から目的地までのルート案内
AR検索の例。カメラを向けるとどちらに行けばいいかが分かる

 これから向かう先の地図を表示して、あらかじめ周辺の防災施設を調べておくと安心だろう。なお、公式サポートサイト(http://www.hinanjyo.jp/)には、掲載されていない項目についての問い合わせフォームも用意されている。情報の漏れを見つけた方は、連絡しておくと助かる方がいるかもしれない。

防災情報
電力使用状況
避難所検索の対象となる半径を指定できる
ルート案内時の移動手段を指定する
データ取得件数を選択できる

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。