立体感のあるパノラマ写真を自動的に撮影できる「Photosynth」
アプリ名 | Photosynth(Ver.1.1.3) | |
こんなときに | 1枚の写真で、もっと広い範囲を撮りたいとき | |
価格 | 無料 | |
配布 | Microsoft Corporation (C) 2011 Microsoft. All rights | |
URL | http://itunes.apple.com/jp/app/id430065256 |
●撮影できる場所をアプリが認識し、自動的にシャッターが切れる
iPhoneのカメラで撮影していると、町並みや風景、展示会場などの広い場所の全景、モデルルームなどの室内全体など、一部だけでなく、見渡す限りの景観をそのまま伝えられたらと思うことがある。そんなときに便利なのがパノラマ写真だ。今回は上下左右360度をリアルに撮影できるMicrosoftの「Photosynth」をご紹介する。
「Photosynth」には2つの特徴がある、1つめは、撮りたい風景などにカメラを向けるだけで、写真のつなぎ目を認識しながら自動的に撮影ができることだ。カメラロールに保存された既存の写真を使うのではなく、その場で撮影して合成する。画面上で撮影済みのエリアを確認しながらカメラを動かすと、ちょうどよい位置で勝手にシャッターが切れるため、手ぶれだけでなく、撮りこぼしの心配がないのだ。
2つめの特徴は、空間全体をパノラマ写真化し、フリックしながら上下左右を自由に閲覧できるようになることだ。コンパクトカメラなどのパノラマ写真は、左右または上下のいずれかにゆっくりカメラを動かすことで長いパノラマ写真を作り出せるが、「Photosynth」の場合、撮影する向きに制限はない。見渡せる範囲全部を撮影できるため、アプリの中で、あたかもそこにいるような、3D空間の中を移動するような感覚を体験できるのである。
アプリを起動したら、カメラのアイコンを選択し、画面をタップすれば撮影を開始する。あとはできるだけ同じ撮影姿勢を保ちながら、ゆっくりとカメラを動かしていけばよい。その間、アプリが画像のつながりを認識し、ちょうど良いつなぎ目部分で自動的にシャッターが切れていく。通常フレームの色は緑色だが、つなぎ目が認識しにくくなると黄色になり、赤くなると撮影できなくなる。その場合、「undo」をタップして、少し手前に戻り、緑のフレームに変わるよう位置を修正する。正しくつなぎ目を認識すると自動的にシャッターが切れるが、シャッターが切れない場合は手動で撮影することもできる。撮影したいエリアをすべて写し終えたら、「finish」をタップすれば合成され、「my library」に保存される。
保存後の写真は、1枚の画像としてFacebook、email、camera rollに保存できるほか、bing mapsや専用サイトPhotosynth.netにもアップロード可能だ。Photosynth.netへのアップロードには、Windows Live IDでのサインインが必要だが、アップロードされたデータは、パソコンのWebブラウザからも立体的なパノラマ映像として楽しむことができる。また、Facebookへの公開時も、Photosynth.netを選択すると、Photosynth.net上でスクロール可能なリンクを投稿できる。
Photosynth画面。画面をタップするだけで撮影を開始する | ゆっくり動かすと、フレームが緑色になり、自動的に撮影される | フレームが赤くなると撮影できない。早く動かしすぎたり、重なりが不十分なときなどに起こる |
縦または横だけでなく、自由な範囲を撮影できる | フレームが黄色くなったときは、画面をタップすれば手動撮影も可能。「finish」 | をタップすると、合成される。「skip」を選ぶと一時中断できる |
カメラロールに保存した、桜の木のある公園の風景。空から足もとまですべて撮影した状態 |
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2012/4/18 06:00
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