趣味のインターネット地図ウォッチ
オフラインでも使用可能! 世界各国の観光マップを収録したアプリ「HowTravel」
2016年6月9日 06:00
株式会社HowTravelは、オフラインでも使えるAndroid向け観光マップアプリ「HowTravel」を提供開始した。無料。世界約370都市の観光マップおよび観光ガイドを収録したオフライン地図をダウンロードできる。使用している地図データはOpenStreetMapで、市街地図には家形(建物の輪郭)が入った詳細なものを見られる。
地図上には、「観光」「エンタメ」「ショッピング」「グルメ」「ホテル」「交通」などさまざまなアイコンが多数配置されており、アイコンをタップすると上部に施設名と写真が表示される。左上をタップするとカテゴリーリストが表示され、地図上に表示するアイコンを絞り込むことも可能だ。「観光」なら「建築物」「ミュージアム」など、カテゴリーごとにサブカテゴリーも用意されている。さらに、上部の電車のアイコンをタップすると、鉄道の路線図が別画面で表示される。現地にいる場合は、現在地から目的地までの経路検索を行うこともできる。
「ガイド」をタップすると詳細情報を読むこともできる。詳細情報では、住所だけでなく、最寄りの駅や鉄道の路線、営業時間や休業日、入場料などが細かく記載されている。これに加えて、「街の真ん中にそびえ立つ高級百貨店」という風に、その施設の一言説明も書いてあるので、どのような施設なのかをひと目で把握できる。このほかに、ガイドブックのような詳しい説明も書いてある。各施設は「お気に入り」に登録することが可能で、登録した施設は地図上で目立つ色になるので見分けやすい。
これらの詳細情報は口コミ情報や第三者の著作物を加工したものではなく、世界各国の現地契約ライターが執筆し、株式会社HowTravelのチェックを経て公開されたもの。さらに、公開後も旅行者の修正指摘によって随時更新・修正されていくため、最新性と正確性が担保されていることが特徴となっている。
同社は2015年6月にスタートした企業で、当初はウェブサービスとしてこれらの観光情報を提供してきたが、アプリでは地図も利用可能となり、さらに使いやすくなった。詳細情報の収録件数は全5000件で、このほかにさまざまなスポットの位置情報も100万件も収録されている。
これだけの情報量が無料で使えるのはとても魅力的だ。しかも地図データはスマートフォンのストレージに保存してオフラインで使用できるので、海外で通信料金をかけたくない場合にも重宝する。同社によると、今後はAndroid版だけでなく、iOS版の開発も予定しているとのこと。また、口コミ情報の投稿機能やグルメ情報の充実、検索機能の強化など、さまざまな点で機能強化を図っていく予定だという。海外へ旅行に行く場合は、まずこのアプリを使って情報を収集してみてはいかがだろうか。