Wi-Fiルーターを「拡張」しよう

「Wi-Fi中継器を買う」のではなく「Wi-Fiを拡張する」、ASUS「Extendable Router」の概念とは?

Extendable Routerのアイコン。最近の対応製品にはこのアイコンがついている。

 Wi-Fiにまつわる悩みといえば「電波が届かない・弱い」という問題をあげる人も多いだろう。

 そうした問題の解決策としては、「Wi-Fi中継器を追加する」「メッシュWi-Fiに買い替える」といった方法が一般的だが、中継器では、SSIDを複数設定しなければならなかったり、親機の機能が充分活用できなかったりする場合があるし、メッシュWi-Fiでは複数台の買い替えとなることが多く、費用がかさみがちだ。

 そうした中、ASUSがアピールしているのが「Extendable Router」(=拡張できるルーター)という概念。これは、同社が以前から導入しているメッシュ機能「AiMesh」を活用し、Wi-Fiルーターを買い足すことで費用を抑え、利用感も損なわず、電波エリアを拡張していくというものだ。

 弊誌では、この「拡張できるルーター」の概念をこれまで4回にわたって掲載してきたが、今回は、そのまとめとして全体像を振り返っていきたい。

第1回:「Wi-Fi中継器を買う」のではなく、「Wi-Fiを拡張する」という考え方とは?

 「Extendable Router」という単語は、ASUS独自のメッシュネットワーク機能「AiMesh」の搭載など、いくつかの条件を満たしたWi-Fiルーターの総称だ。

 最大の特徴は、「異なる機種や世代のWi-Fiルーターでもメッシュネットワークを構築できること」で、現行モデルに限定しても、安価な普及モデルから高級なゲーミングモデルまで多様なモデルが存在している。スマートフォンアプリでの設定などを含め、「Extendable Router」のポイントと概念を解説している。

第2回:「拡張できるWi-Fiルーター」は9千円から8万円まで価格差9倍!何が違う?

 Extendable Routerは、9千円弱の廉価モデルから8万円超のハイエンドモデルまで用意されており、これらを組み合わせて利用できるのが特徴だ。

 「これらの違いがどこにあるのか?」を解説しているのがこの回だ。見た目でわかりやすいアンテナの本数から、USBポートの速度、ゲーミング機能の有無、有線LANポートの速度など、様々な製品の違いや選び方を解説している。

第3回:Wi-Fiの範囲を「拡張」してみた、後から別のルーターを買っても無駄はナシ!

 実際の「拡張」をやってみたのがこの回。

 起こりそうなシチュエーションとして、「安価な普及モデルを買ってみたものの、電波到達範囲や機能の不足から、上位モデルが欲しくなった場合」と「最新ルーターを購入したが、これまで使っていたルーターも流用して快適にしたい」の2パターンを想定して、実際の過程や利用感を検証してみた。

第4回:「Wi-Fiの電波範囲を拡張」だけじゃない!「Wi-Fiルーターの拡張」とは?

 ASUSが「Extendable Router」対応製品として販売しているルーターは、AiMesh以外の機能も搭載している。

 例えばUSBポートを活用したUSBメモリやサブ回線の利用、VPN、IoT機器を意識したセキュリティやペアレンタルコントロールなどがある。こうした機能の概観を解説したのがこの回。

 「最新ルーターはこんなこともできる」といった視点で見てみるのもいいだろう。


(協力:ASUS JAPAN株式会社)

編集部