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KDDIとラック、セキュリティソリューションをグローバル展開、第1弾として海外拠点対象のサポート機能
2025年7月29日 06:50
KDDI株式会社と株式会社ラックは7月25日、セキュリティソリューションのグローバル展開を開始すると発表した。まず第一弾として、日本企業の海外拠点向けにグローバルサポート機能を設置する。
本件は、2025年2月にKDDIの完全子会社となった、セキュリティの知見を持つラックと、グローバルに事業を展開するKDDIの協業第1弾となる。海外拠点を持つ日本企業を対象に、セキュリティ監視・運用を提供する「KDDI マネージドセキュリティサービス」と、ラックが提供する「JSOC マネージド・セキュリティ・サービス」のそれぞれに、英語でのお問い合わせ窓口を新設。セキュリティインシデントの報告や対応指示を、海外拠点と直接行う。
そのほか、顧客のセキュリティ状況やインシデント傾向などをまとめた月次のセキュリティレポートを英語で提供し、現地法人の状況把握を助ける。ラックのシンガポール拠点では、セキュリティ監視・運用を提供する「JSOC MSS Lite for Global biz.」において、従来の英語に加え日本語での問い合わせ対応を開始する。
今後は、脆弱性を可視化する診断サービスや、セキュリティインシデントが起きた際の対処・復旧を多言語で行うサービスを順次拡充し、各国の拠点において最適なセキュリティ環境を構築していく。また、今後もKDDIのビジネスプラットフォーム「WAKONX」(ワコンクロス)を通じて、サイバー脅威対策などを推進するとしている。