週刊Slack情報局

「Slack」と「Gmail」の連携機能をチェック! 特定のメールをiPhoneにプッシュ通知する

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。

 米国時間6月20日、ニューヨーク証券取引所に上場して大きな話題となったSlack Technologies。このタイミングでSlackを使い始めるというユーザーや企業もいることだろう。今回は、SlackとGmailの連携機能を紹介する。

 SlackとGmailを連携すると、任意のメールを手動でSlackに転送するだけでなく、Gmailのフィルタ機能と組み合わせることで特定の条件に合うメールを自動的に転送することもできるようになる。個人でSlackを利用する場合でも非常に便利な機能なので、ぜひ設定しておこう。

「Slack for Gmail」アドオンで、GmailとSlackをリンクする

 GmailとSlackを連携するには「Slack for Gmail」アドオンを利用する。これは、Gmailに追加するアドオンだ。「インストール」をクリックしてアドオンを追加しよう。

「Slack for Gmail」アドオンをインストールすると、SlackがGoogleアカウントへアクセスするための許可を求められるので、許可しよう

 アドオンをインストールすると、Gmailの画面右側にSlackアイコンが追加される。アイコンが表示されていない場合は右下の「<(サイドパネルを表示)」アイコンをクリックしよう。転送したいメールを表示してSlackアイコンをクリックすれば、メールの内容をSlackbotのDMとして転送できる。下部の「SEARCH CHANNELS AND PEOPLE」をクリックすれば、任意のユーザーやチャンネルに転送することも可能だ。

初回は「CONNECT TO SLACK」をクリックして、Gmailとワークスペースを接続する。転送する先は毎回、自由に選択できる

 Slackに転送されたメールは初期状態では折りたたまれているが、「クリックしてインライン表示する」をクリックすればSlack上で内容を確認できる。転送したメールに返信するかたちでスレッドを立てれば、そのトピックに関する社内の会話は全てSlack上で行えるようになるわけだ。

HTMLメールもきれいに表示される。メールサイズはヘッダーと本文合わせて1MB以下、または添付ファイルを含んで30MBまで転送可能

特定の条件に合うメールを自動的にSlackに転送する

 上記の方法で、Gmailで受信したメールをSlackに転送できるようになったが、便利な連携はこれだけではない。連携を最大限生かすには、特定の条件にマッチするメールを自動的にSlackに転送するように設定しよう。

 特にiOS版のGmailアプリは、Android版と異なり「特定のラベルのメールのみ通知を受け取る」設定が存在しない。「会社や得意先からのメールだけ通知を受け取りたい」という場合、従来はIFTTTなどの外部サービスを利用して通知を受け取る方法が使われていたが、Gmailが3月31日にIFTTTのサポートを打ち切ったことで今はその方法は使えなくなってしまった。GmailとSlackの連携を利用すれば、この用途もカバーできる。

 まずはSlack側でワークスペースの環境設定を表示して、転送先アドレスを取得しよう。転送先アドレスを一度取得すれば、以後そのメールアドレスに送られたメールはすべて「Slackbot」のDMとしてSlackに届けられるようになる。

Slackのワークスペース名をクリックして「環境設定」を表示し、「メッセージ&メディア」の下部にある「転送先メールアドレスを取得する」をクリックする

 Slackの転送先アドレスを取得したら、Gmail側でフィルタを作成する。メールを転送するフィルタを作成するには、事前に転送先アドレスをGmailに登録しておく必要がある。Gmailの画面で右上の設定(歯車)アイコンから「メール転送とPOP/IMAP」タブにある「転送先アドレスを追加」をクリックして、Slackの転送先アドレスを登録する。

「次へ」をクリックすると、入力したメールアドレスに確認コードが送信される。Slackで確認コードを受け取り、Gmailに入力すれば転送先アドレスの追加は完了だ

 転送先メールアドレスをGmailに登録できたら、「フィルタとブロック中のアドレス」タブから転送したいメールを絞り込むフィルタを作成しよう。ここではGmailのフィルタ操作については詳しく触れないが、例では「@impress.co.jp」から送られたメールをSlackbotに送るように設定している。

「次のアドレスに転送する」でSlackの転送先メールアドレスを選択する。必要に応じて「notify」など分かりやすいラベルを付けたり、「迷惑メールにしない」オプションを選択したりしておくと使いやすい

 これですべての設定は完了だ。Gmailのフィルタは工夫次第で柔軟に条件を設定できる。会社や得意先などのドメイン名をフィルタの条件に設定しておけば、PCでSlackを開いているときはもちろん、出先でも大事なメールをSlackの通知として受け取れるようになる。特にiOSのGmailアプリを利用している人は、ぜひ試してみてほしい。

西 倫英

インプレスで書籍、ムック、Webメディアの編集者として勤務後、独立。得意分野はデジタルマーケティングとモバイルデバイス。個人的な興味はキノコとVR。