週刊Slack情報局

SlackのDAUが1200万人を突破、週間アクション総数は50億件、日間アクティブ登録開発者数は60万人

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。

 SlackのDAU(日間アクティブユーザー数)が、2019年9月に1200万人を突破した。同社公式ブログで10月10日付で発表された。前年比で約37%の増加だという。また、有料プランの利用数が600万件を超えたことも明らかにしており、「Slackを日々アクティブに愛用してくれているユーザーは急速に増え続けている」としている。

 有料プランのユーザーの場合、Slackに接続している時間が1営業日あたり9時間以上あり、そのうちアクティブな利用時間は約90分だという。アクティブな利用とは、メッセージの読み書き、ファイルのアップロード、ファイルへのコメント追加、検索の実行、アプリの使用時間などが含まれ、こうしたSlack上で行われる“アクション”の総数は、2019年9月の一般的な週において平均50億件を超えたとしている。

 同社公式ブログでは「私たちが最も重要視しているのはDAUの『U』、つまり実際にどれだけ『Use=使用』されているか」だとし、「『エンゲージメント』 こそがSlackがその真価を発揮する鍵であると考える」とコメント。Slackの高いエンゲージメントに貢献してくれているのが、Slackプラットフォームでアプリ開発やインテグレーションをしている開発者であることに謝辞を示し、アクティブな登録開発者が1日あたり約60万人に上るとしている。

 そうした開発者向けのSlackの年次カンファレンス「Spec」が、来週10月22日・23日にサンフランシスコで開催される予定となっている。