週刊Slack情報局

Slackが「iOS 13」に完全対応。ダークモード切り替えがシステム設定に追従

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。

 Slackは9月23日、iOS版アプリのバージョン「19.09.20」において、iOS 13に完全対応したと発表した。

 Slackアプリのダークモードの切り替えがiOSのシステム側の設定に従うようになり、他のアプリと同じタイミングでSlackアプリも自動的にダークモードに切り替わる。Slackは同日付のリリースノートにおいて、「『ダーク』な話ですが、嬉しいニュースですね!」と述べている。

従来のiOS版Slackアプリの設定画面。同アプリ内に「ダークモード」切り替えの設定があった
iOS 13の「外観モード」の設定画面。この設定に、Slackアプリの「ダークモード」切り替えも追従する

 iOS版アプリではこのほか、「アプリのアイコン」を選べるようになっている。Slackの公式Twitterアカウントで10月2日、暗めの画面にも合うような新たなアイコンを追加したことを告知している。背景色が白いアイコンに加え、ダーク系の背景色の2種類が用意されており、Slackアプリの設定画面から選択できる。

iOS版Slackアプリの設定画面から「アプリのアイコン」を選択できる

「ダークモード」の名に恥じない暗さへ

 さらに10月7日には、iOS版アプリのバージョン「19.10.10」において、ダークモードのサインイン画面の修正などが行われた。同日付のリリリースノートによると、「ダークモードに設定しているユーザーが初めてアプリを起動すると、画面がまったくダークではないという不具合」があったのだという。「これを『ダークモード』の名に恥じない暗さになるようサインイン画面を修正した」としている。

Android版の「ダークモード」も、システム設定に合わせることが可能に

 Android版アプリも、同じく10月7日付のバージョン「19.10.10」において、ダークモードの切り替えをシステムのデフォルト設定に合わせることも可能になった。また、Android 9以前のバージョンでは、デバイスのバッテリーセーバーモード有効時にSlackアプリがダークモードになるよう設定できるとしている。