週刊Slack情報局

航空業界で国内初、ソラシドエアが「Slack」全社導入

 株式会社ソラシドエアは、全社員を対象とした「Slack」の導入を発表した。Slackの全社導入は、国内エアラインでは初めてだとしている。

 ソラシドエアの宮崎本社と東京のオペレーションセンターおよび就航地の各支店とのやり取りを、従来のメールからSlackに切り替える。これによりスピーディーでオープンな情報共有と意思決定を図るとともに、社員間の運航・サービスに関わる連絡・共有などの連携を強化する。

 また、さまざまな場所やシフトで働く運航乗務員・客室乗務員・整備士・空港旅客係員の現場社員と管理部門の情報をSlackに一元化することで、部門を越えた横断的な情報共有の場を提供。組織・チームのコミュニケーションを活性化し、今後は全社員を巻き込んだ社内横断プロジェクトにもSlackを活用するという。

 さらに、ウェブ会議を活用することで出張・会議の移動時間・費用を節約。より生産性の高い、新しい働き方の創造とワークライフバランスの充実を目指す。

 ソラシドエアではこれまで、社内プロジェクトや役員会議においてSlackを試験導入し、慎重に検討を重ねてきたという。今後は同社の業務改革室がSlack導入を推進し、各部署への段階的な展開を加速。全社員に対して利用の定着をサポートする体制を整えていくとしている。

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能やアップデート内容、企業における導入事例、イベントレポートなど、Slackに関する情報をお届けする。