週刊Slack情報局
エプソンが「Slackアプリと連携したプリントサービス」提供開始
2020年7月1日 09:00
エプソン販売株式会社が6月29日、「Slack」と連携したプリントサービスの提供開始を発表した。
これまで、Slack内のデータを印刷するには、データを一度ダウンロードしたあと、印刷用のアプリや端末の印刷機能を使って出力する必要があり、手間がかかっていたという。これに対してエプソンが開始したプリントサービスでは、Slack内にプリントアプリ「Epson Printer for Slack」を追加し、所有するエプソンのプリンターを登録することで、Slack上で共有されている写真や文書を簡単にプリントできるようになる。
印刷できる形式は、写真ファイルがJPEG/PNGで容量の上限が10MB、文書ファイルがPDFとMicrosoft Word/Excel/Power Pointで上限が20MB。なお、出力先のプリンターは事前に、エプソンが提供するモバイル/クラウドサービス「Epson Connect」に登録しておく必要がある。また、SlackのAndroid版にはApp追加項目がないため、別端末でEpson Printer for Slackを追加する必要があるとしている。
エプソンではこのほか、すでにLINEアプリやFacebook Messengerアプリからのプリントサービスを提供している。
一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能やアップデート内容、企業における導入事例、イベントレポートなど、Slackに関する情報をお届けする。