週刊Slack情報局
Slackでメンバーの調子や目標を確認できる機能、ビジネスSNS「Wantedly」で提供
2020年6月24日 09:00
ウォンテッドリー株式会社は、ビジネスSNS「Wantedly」の有料ユーザー向けに、Slackを用いてメンバーの体調やモチベーションを尋ねる「調子どう?」と、メンバー同士がメッセージに「さすが!」を付けて評価し、これらを集計する機能「Pulse」のα版をリリースした。
「調子どう?」は、1週間に1回、コンディションに関する質問が送られてくる機能。メンバーに「コンディションを5つの中からお答え行ください」といった質問を送信し、5段階で答えてもらう。
「さすが!」は、会社や部署などで決定したバリュー(行動指針)を実践した人にメッセージを送る機能。メンバーがお互いに「さすが!」を送ることで、決められたバリューの方向性が見える。「さすが!」のメッセージは、決めたハッシュタグを付けて送信すると、これらのメッセージがSlackのチャンネルに集約できる。
この2つの機能によって得られた情報は、管理画面で確認。これにより、調子の良いメンバーや困っているメンバーがいるのか、目標指針がどれだけ浸透しているのか把握できるとしている。
Pulse利用が利用できるのは、Wantedlyの有料のユーザー。Pulseの利用料金は無料で、ウェブから申し込み、40分程度の動画によりPalseの使い方を学ぶ。その後、「Wantedly Slack App」にて「Pulse」をインストールする。
なお、Wantedlyを利用している企業の経営者、人事、採用担当者に対してアンケート(有効回答数177)を行ったところ、92%がチャットツールを利用しており、そのうちSlackが67%だった。
一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能やアップデート内容、企業における導入事例、イベントレポートなど、Slackに関する情報をお届けする。