テレワークグッズ・ミニレビュー

第78回

外出先でもサブディスプレイが欲しい!! 高性能なモバイルモニター「RICOH Light Monitor」が手放せない件

シンプルなデザイン、美しい発色が魅力だ

 以前にもレポートしたとおり、筆者は自宅ではMacBook Pro 14インチ(M1 Pro搭載)に、LGの5Kと4Kのディスプレイを繋いで使っている。

 メイン画面では原稿を書きながら、ほかのディスプレイに資料や、メーラー、Slack、スケジューラー……などを開いて、という使い方だ。

 デスクで仕事をするなら広いデスクがあった方がいいように、PCで効率的に仕事をこなしたいなら大きなディスプレイがあった方がいいと思っている。しかし、そうなると、外出時にMacBook Pro本体のディスプレイしかない環境では、仕事をする気がしなくなる、というのが欠点。

 「そこで!」と導入したのが、この春に新しくPFUから発売されたRICOH Light Monitorだ。

 サイズは15.6インチ。1920×1080ピクセル。最大輝度は300ニト。有機ELで、コントラスト比は1:10万。P3色域にも対応している。MacBook Proと並べて使って、同等とまではいかないが、それほど違和感なく使える性能だ。厳密に言えば、MacBook Proのディスプレイの方が最大輝度は明るくて、コントラスト比は1:100万、解像度も高いが、筆者の使い方だと、一緒に使っていて大きな違和感は覚えない(ただし、映像や、写真のプロの人などであれば違和感があるかも)。

 USB接続タイプで、バッテリーを持たないRICOH Light Monitor 150と、ワイヤレス接続が可能なRICOH Light Monitor 150BWがラインアップされる。

 重量は150が560g、150BWが715gとなっている。価格(PFUダイレクト価格)は150が6万3600円、150BWが7万9200円。

スリーブケースも付属。Windowsマシンなら利用できるRICOH Monitor Stylus Pen Type1は別売りで9570円
USB Type-Cで接続する。150BWの場合はワイヤレスでも使えて、連続駆動時間は公称で約3時間
美しくクオリティの高そうなスタンドを内蔵。約16~75度の角度で自由に固定できる
自宅で繋いでみた。筆者のMacBook Proは外部ディスプレイを2枚しか接続できないので、この状態では普段使ってる4Kディスプレイを外している。とはいえ、1枚しか外部モニターを常用していない人なら、サブモニターとして使えそう

シンプルなデザインがフィット

 筆者がイメージする理想的な利用環境はこういう感じだ。

MacBook Proに有線接続している。この状態だと、MacBook Proの電源を消費するので、できればMacBook Pro側を電源に繋いでおきたい

 原稿をハイスピードで書くのなら、外出先でもMacBook Proに外付けキーボードとしてHHKBを使いたいが、そうすると、MacBook Pro本体のキーボードやトラックパッドが邪魔になる。もちろん、尊師スタイル(本体のキーボードの上にHHKBを乗せる使い方)という手もあるが、キーボードの高さが普段より高くなってしまう。

 しかし、MacBookの横にRICOH Light Monitorを置きつつ、その手前にHHKBを置く使い方なら、HHKBの前にディスプレイのみというシンプルな状態になり、非常に快適だ。

横並びでの使い方

 筆者の使い方だと、本体に資料を表示、そして、RICOH Light Monitorの方に原稿を表示して書くのが快適だ。

 そして、これはさらに変わった使い方だが、最近気に入っているのは、今年の春にクラウドファンディングで発売されたポータブルモニタースタンド「WING BINDER」を使って、モニターを縦置きする使い方。これでHHKBや、「Magic TrackPad対応 タイピングベッド」を使ってMagic TrackPadを使うと、省スペースで非常にパワフルな原稿執筆環境を構築することができる。

まるで要塞のようだが、モバイル可能。縦置きは視線移動も非常に快適
クラウドファンディングで販売されたWING BINDER。当初目標額は50万円だったのに、600万円以上を集めた大ヒット作となった
縦置きでも接続できる。長いウェブサイトや、長いテキストを見る場合にはかなり便利

iPhoneやiPadでも一応使える

 ちなみに、本機はWindowsマシンに繋ぐとタッチパネル、ペンタブレットとしても使えるので、Macで使うよりさらに便利になるようだ。また、Macの場合、ワイヤレス接続をする時は専用アプリ経由でミラーリングしかできないので、使い勝手は微妙。Macユーザーは150を購入して有線接続で利用する方がオススメだ。

 ちなみに、iPhoneやiPadにも接続できるので試してみた。

 まず、iPhone。ミラーリングしかできないので微妙だが、縦置きで接続して原稿執筆などには使えるかもしれない。筆者は老眼なのでありがたいが、目が良ければさほど意味はないだろう。

iPhoneの画面をミラーリング接続してみた。用途はあまりなさそう

 iPadも基本的にはミラーリング接続となるが、Mシリーズチップを搭載したiPad ProやiPad Airなら、外部ディスプレイとして接続することができる。ただし、外部モニター出力に対応したアプリはまだ少ないので、活用できるシーンはあまりない。

iPad Pro M2で、Photoshopを動作させた場合、外部ディスプレイに全体を表示しつつ、iPad Pro側で部分をアップにして作業することができる

WING BINDERを使っての縦置きが便利

 実際、先日のアメリカ出張の時に、WING BINDERと一緒に持っていってみたのだが、数日間に渡る出張で、作業量が多い場合にはかなり便利だと感じた。

 WING BINDERで、上にRICOH Light Monitorを乗せて、そこに原稿を表示すると、目線が下がらないので、首がかなり楽だ。下側のMacBook Proのディスプレイには資料を表示して使った。海外取材では欠かせなくなりそうだ。

 またビデオ会議時にも、ビデオ会議アプリと資料を別々のモニターに表示できるので便利。カメラが画面のちょうど真ん中に位置する格好になるので、目線のズレも少ない。

 さすがに、国内出張だと持って行くのは重いように思うが、海外出張でデスクワークが長いような場合には、これからもRICOH Light MonitorとWING BINDERは必ず持って行くことになりそうだ。

ご覧のように海外のホテルは暗い。WWDCなどアップルの発表会に行った時には、この状態で、延々と写真を選んで、原稿を書いて……を続けている。縦置きディスプレイは非常に便利だった

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