みんなの在宅ワーク
第79回:ねんざB(フリーランス ウェブクリエイター/ブロガー)の在宅ワークスタイル
「ひとりタイムカード」を導入して仕事とプライベートを切り替え
2022年7月12日 06:55
はじめまして。主にフリーランスのウェブ制作の仕事でごはんを食べています、ねんざB(@nenzab)です。ウェブサイトの制作、ウェブメディアの原稿、ブログ等、ほぼ自宅で作業しています。
これがぼくの作業スペース。入居したアパートの部屋の隅に備え付けてあった棚がいい感じの高さだったので、作業スペースにしてしまいました。横幅1mほどで広くないですが、必要十分な作業スペースで気に入ってます。むしろ、左右の壁の圧迫感が集中力を高めてくれる感じすらします。
なぜか狭い隙間に挟まりたがる人いるじゃないですか。ぼくです。
4Kディスプレイ1枚で首が楽に
作業スペースには27インチの4Kディスプレイ(LG 27UL650-W)を設置、Mac miniを接続し作業をしています。以前は MacBook Proを使っていたんですが、外で仕事する機会も滅多になかったと気が付き、Mac miniに置き換えました。
結果的に4Kの広い作業領域1枚にしたことで、 MacBook Proと外部ディスプレイを横に並べるのに比べ、左右の視点移動が減って首が疲れにくくなった気がします。以前は2枚の画面を首を左右に動かして見ていたので。
ただし、Mac miniにはカメラがないため、リモート会議等にはiPad Proなど別の機器を使っていて、そこは手間に感じています。
意外と効果的、アナログアイテム
ぼくはタスク管理、優先度付けが苦手だったり、テンパって焦ったりすることが多いのですが、作業スペース周りの小物を工夫してかなり改善されました。
スケジュールやタスク管理は、Googleカレンダー、Todoist等のデジタル管理と併用し、「ほぼ日のホワイトボードカレンダー」をデスク(?)横に貼ってます。
名前の通り、予定やタスクを書き込んだり、消したりがカンタンです。壁に目をやればすぐ視覚的にスケジュールが分かるのは、思った以上に効果的でした。空きスペースに毎月の意気込みや目標を書いたりして、やる気を出すのにも役立っています。
もう1つも「ほぼ日」のグッズで、書家の石川九楊さんによる「おちつけ」という文字のミニ掛け軸です。
重なったタスクや締め切りで焦ってるとき、顔を上げると「おちつけ」とたしなめてくれます。これも意外に効果があり、心が落ち着きます。一人暮らしの自宅作業では、自分以外誰もいないので、焦るぼくを見守って、たしなめてくれるありがたい存在です。
「ひとりタイムカード」で気持ちを切り替え
自宅作業で最初慣れなかったのが仕事とプライベートの切り替え。マンガにゲームにインターネット。誘惑にすぐ負けがちなぼくが導入したのはアナログのタイムカードでした。
ヤフオク!で中古のタイムレコーダーを購入、仕事をはじめるときに「出勤」、終わるときに「退勤」とタイムカードを切るアナログな運用をはじめたところ、気持ちにかなりメリハリがつき「いま出勤中だし」とサボらず自宅作業が捗るように。いま考えると、タイムカードじゃなくてディスプレイの上に「出勤中」「退勤中」というパネルを貼るとかでも良かったかもしれませんね。
「なるべくデジタルな世界ですませたい」って態度で生きてきましたが、最近はアナログな仕組みの効果を見直しています。今後もより良い作業環境を模索していきたいですね。
- メインPC:Mac mini(M1、2020)16GB/512GB
- ディスプレイ:2画面
- キーボード:Apple Magic Keyboard(テンキー付き)- 日本語(JIS)- ブラックキー
- マウス/トラックボール/トラックパッド:ロジクール Bluetooth Mouse for Mac M558
- カメラ:iPad Pro 11インチ(第3世代)
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:SONY WH-1000XM4
- ビデオ会議サービス:Zoom、Microsoft Teams
- 机:アパートに備え付けのテレビ台(?)
- 椅子:ITOKI サリダチェア YL9
- その他小物:SEIKO タイムレコーダー Z150、ほぼ日ホワイトボードカレンダー、ほぼ日の「おちつけ」掛け軸
ねんざB
1979年福岡県生まれ。複数の制作会社を経験した後、2011年からフリーランスのウェブクリエイターとして活動。2005年からはじめた個人ブログも細く長くゆるくやっています。「arrows MAGAZINE」「BRIDGE」他、ウェブ媒体にライターとして寄稿したりもしています。オムライスとみうらじゅんさんが好きです。