イベントレポート

COMPUTEX TAIPEI 2019

「GeForce Now」認証済みのWi-FiルーターをASUSが展示、イルミネーション機能も

 5月28日から6月1日に台湾の台北で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2019」では、さまざまな「ゲーミング向け」製品が展示されていた。その中で興味深い展示の一つと言えたのが、ASUSのWi-Fiルーター「GT-AC2900」だ。

 GT-AC2900は、NVIDIAのクラウドゲーミングプラットフォーム「GeForce NOW」向けの機能を備えた「クラウドゲーミング向けモデル」に位置付けられている。

 プレー中のゲームの通信を優先して処理する「GeForce NOW QoS」を搭載しており、「GeForce NOWの認証を取得している」(同社)という。このQoSは、機器単位ではなくゲームのパケットだけをを識別して優先するのが特徴だという。

 GeForce NOWは、今のところ日本国内ではサービス提供が開始されていないが、Wi-Fiルーターの新しい機能として興味深いものと言えそうだ。

ASUSのWi-Fiルーター「GT-AC2900」。イルミネーション部分のカラーは変化する

 「GT-AC2900」はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応の製品で、ゲーミング向けのイルミネーション機能や、セキュリティ保護機能である「Ai Protection Pro」を搭載、同社独自のメッシュWi-Fi機能「AiMesh」にも対応している。有線LANの規格はWAN側/LAN側ともギガビットに対応。海外ではすでに発売済みで、日本国内での発売も検討しているという。

GeForce NOW RECOMMENDEDのロゴ
専用のQoS機能を搭載する

 このほかASUSでは、AiMeshにも対応するコンセント直差し型のWi-Fi中継器「AC2100 AiMesh Node/Wi-Fi Extender」も展示していた。AiMesh対応製品と組み合わせることで、メッシュWi-Fi対応アクセスポイントとして動作するほか、他社製品との組み合わせでは通常の中継器としても動作する。

ASUSのコンセント直差し型Wi-Fi中継器「AC2100 AiMesh Node/Wi-Fi Extender」
展示されていたのは海外モデルなので、コンセント形状が異なる

 なお、ASUSではこのほかに多数のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応製品を展示していた。これについては別記事参照のこと。