イベントレポート
Interop Tokyo 2019
最大4.8Gbpsの11ax対応Wi-Fiルーター「Archer AX6000」などをTP-Linkが展示
トライバンド対応のメッシュWi-Fi「Deco M9 Plus」、クラウド録画対応のネットワークカメラも
2019年6月12日 18:34
TP-Linkは、6月12日から14日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されているイベント「Interop Tokyo 2019」において、11ax対応Wi-Fiルーター「Archer AX6000」などの製品を展示している。
最大4.8Gbpsの11ax対応Wi-Fiルーター「Archer AX6000」
Archer AX6000は、11axに対応し、4×4 MU-MIMOや1024QAM、OFDMAなどの標準仕様に準拠。最大通信速度は2.4GHz帯で1148Mbps、5GHz帯で4804Mbps。
8本のアンテナを装備し、2.4GHz帯×1、5GHz帯×1のデュアルバンドに対応。クアッドコア、1.8GHzの64bit CPUと、3基のコプロセッサー、1GBメモリを搭載。
2.5GBASE-T対応のWANポート×1、ギガビット対応のLANポート×8を装備する。LANポートはリンクアグリゲーションに対応する。また、USB 3.0 Type A×1、USB 3.0 Type-C×1も装備する。
この製品は2018年8月にドイツで発表されていたもの。トレンドマイクロの技術を採用するセキュリティ機能「TP-Link HomeCare」を利用できるほか、Amazon AlexaやIFTTTに対応するという。
すでに国内の技適を取得済みとのことで、Interop Tokyo 2019会場のメディアセンターでは報道関係者向けのWi-Fiアクセスポイントとしても稼働していた。同社によれば、近日中に国内でも発売する予定だという。
メッシュWi-Fi最上位のトライバンド対応製品「Deco M9 Plus」
TP-LinkのメッシュWi-Fiシリーズ「Deco」は、いずれの製品を組み合わせてもメッシュWi-Fiネットワークの構築が可能だ。スマートフォンアプリ「Deco」からリモート管理が可能なのも特徴で、中小企業での導入例も増えているという。
その最上位製品で、トライバンドに対応するのが「Deco M9 Plus」。最大通信速度867Mbpsの5GHz帯を2系統、同400Mbps帯の2.4GHzを1系統利用でき、接続ユニットが増えても、Wi-Fi子機との経路を別に確保できるため、通信速度が落ちにくいのがメリットだ。