イベントレポート
第21回東京国際ブックフェア
「第21回東京国際ブックフェア」が開幕、7月4日・5日は一般・18歳未満も入場可能
「第18回国際電子出版EXPO」なども併催
(2014/7/2 20:00)
書店のバイヤーなどが訪れる国内最大の本の展示会「第21回東京国際ブックフェア(TIBF)」が2日、東京ビッグサイトで開幕した。「第18回国際電子出版EXPO」など5つの併催イベントも行われ、合わせて世界25カ国から1530社が出展する。
会期は、TIBFが5日までの4日間、併催イベントが4日までの3日間。なお、書店や取次業者、図書館、出版社など本業界関係者のための商談イベントとなっており、2日・3日の2日間は一般の人および18歳未満は入場お断りとなっている。一般公開日となる4日・5日は、一般の人および18歳未満でも入場可能。
出展している出版社としては、KADOKAWA、小学館、講談社、集英社、河出書房新社などの総合出版社のほか、東大出版会、岩波書店、みすず書房などによる「書物復権の会」、農文協、朝倉書店、吉川弘文館、平凡社、ミネルヴァ書房、創元社など、学術専門出版社も充実しているという。
【お詫びと訂正 2014/7/3 11:55】
記事初出時、東京国際ブックフェアは「4日間通じ、18歳未満は入場お断り」と記載しておりましたが、一般公開日となる7月4日・5日については「18歳未満も入場可能」です。該当部分を削除・修正するとともに、記事タイトルを変更しました。お詫びして訂正いたします。
イベント主催者事務局では「TIBF学校見学ツアー」を実施する。昨年、東京都立府中東高校の図書委員12人を学校単位で招待し、出版社や印刷会社のブースを案内したところ、学校側からの評判もよく、また、出版界からも読書推進活動として極めて意義があるとの評価の声が上がったため、事務局では今回、誘致を強化。今回は府中東高校のほか、都内の公立・私立高校・中学校が計10校以上参加する見通し。将来的には、期間中に100校以上が見学ツアーを実施し、地方からも修学旅行の一環として活用されるような場になることを目指す。
併催イベントは、国際電子出版EXPOのほか、「第2回コンテンツ制作・配信ソリューション展」、作家や漫画家、写真家などの個人クリエイター700人が出展する「第3回クリエイターEXPO東京」、コンテンツ制作会社が出展する「第2回プロダクションEXPO東京」、著作物の権利を扱う企業が出展する「第4回キャラクター&ブランドライセンス展」がある。