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スマートスピーカーがブレイクするための条件は?

 デジタルガジェットとしては、今年最大の話題商品となりそうなスマートスピーカーだが、ガジェットファン以外の一般層への訴求はまだまだこれからのようだ。

 ウェブ調査会社のマクロミルがこの10月に実施した「スマートスピーカーに関する調査」の結果によると、保有しているか、どのような製品かを知っていいる人の合計は23%、名前を聞いたことがあるだけの人は38.7%、そして聞いたことがないという人は38.3%だという。また、「絶対にはやる」「流行りそう」という人の合計は39.9%で、残りの60.1%は「あまり流行らない」「絶対に流行らない」と回答をしているという。また、関心のある用途としては、音楽再生、天気やニュースの読み上げ、家電の操作という順になる。

 調査時点において、商品が十分に消費者の手元に届いていないということもあり、こうした新しいコンセプトの製品について理解を得るまでには時間が必要だ。そして、いうまでもないことだが、アプリ(スキル)や接続できるデバイスのさらなる充実なども待たれることから、今後の伸びしろはあると考えるべきか。

 一方で、会話の相手をしてくれることや、語りかけてくれる機能など、一人暮らしや高齢者向けの「人工知能」的な用途に期待する声もあるようだ。ひょっとすると先行市場である米国とは異なったニーズによってブレイクする可能性もある。

ニュースソース

  • 保有率1.1%? スマートスピーカー、大多数の本音とは マクロミルがスマートスピーカーに関する調査結果を発表した[IoTToday

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