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今週のブロックチェーン:NEM流出事件で注目されたダークウェブとはなにか?

 ブロックチェーン、暗号通貨の分野でもっとも注目されたのはNEMの流出事件を起こしたコインチェック社をマネックス社が36億円で買収するという話題だ。新体制下での事業の立て直しをおこない、2か月程度で登録事業者となることを目指すとしている。犯人は不明ながら、賠償も行われたことから、収束へと向かうことになろう。

 さて、コインチェックから流出したNEMがどこへいったのかという話題において、「ダークウェブ」という単語が登場していた。ダークウェブについて、きちんと説明できる人はそれほど多くはないだろう。テレビ報道などでも、単語としては出てきても、多くは語られてないどころか、資料映像ではモザイクをかけて報じた報道番組も見られた。視聴者が興味本位で試みることを警戒するというのが番組の意図だろう。

 この「ダークウェブ」について、一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)の定例会であるリスク管理部会(3月29日開催)は会員社に向けた勉強会を開催した。INTERNET Watchでは詳細なレポートを掲載しているので、ぜひとも一読をおすすめしたい。現実に起こってしまっていることを一部の人だけが共有しているのではなく、正しい技術的な知識として関係者が知ることは今後のリスク対策として重要なことである。

ニュースソース

  • マネックス、コインチェックを36億円で買収--現経営陣は執行役員に[CNET Japan
  • コインチェック、仮想通貨「Zcash」「Dash」「Augur」の出金を再開[CNET Japan
  • コインチェック、交換業登録は「2カ月程度めど」 マネックスグループ松本社長[ITmedia
  • コインチェック、補償後も「純資産は前年を下回らない」[ITmedia
  • コインチェック登録、実効性ある体制確立が最大の問題=麻生金融相[ロイター
  • “みなし”仮想通貨取引所に淘汰の波 ―― CAMPFIREら6社が登録断念[BUSINESS INSIDER
  • 金融庁、仮想通貨のみなし業者3社を一斉処分 3月に続き2度目[ロイター
  • Bitmainがイーサリアム用のASICを発売、コミュニティの反応は[BTCN
  • ブロックチェーン活用スマホ「FINNEY」、Foxconn傘下企業が製造へ[CNET Japan
  • "ビットコイン"現在の人気はバブルなのか ブロックチェーンがとても興味深い[プレジデントオンライン
  • ダークウェブの実態 ~仮想通貨NEMの不正流出事件と取引の追跡方法も【BCCC第7回リスク管理部会】[INTERNET Watch
  • 仮想通貨分離課税の実現可能性を考える[BTCN
  • トレーディングカードにもブロックチェーン デジタル化した知財を流通させるプラットフォーム誕生[IoTToday
  • 妙味薄れる仮想通貨の裁定取引[ダイヤモンド・オンライン
  • アングル:仮想通貨「相対取引」が拡大、スカイプで取引所回避[ロイター
  • なぜ韓国人は「仮想通貨」が大好きなのか 政府の取引禁止に20万人超が反発[プレジデントオンライン
  • ブロックチェーンSNS「Numa」とは何か?[ITmedia
  • ブロックチェーン計画、米金融界で「夢と現実の差」露呈[ダイヤモンド・オンライン
  • 規制強化でも中国でブロックチェーンが注目され続けるワケ[WEDGE

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